国立N邸地鎮祭

11/7は国立N邸の地鎮祭でした。都内では初めての超高断熱住宅なので、施工は新住協の理事、岸野さんが社長を務める、超高断熱住宅に特化した埼玉県東松山の名門工務店、夢・建築工房にお願いしました。

耐震等級3の長期優良住宅で、 サッシはオール木製で、トリプルガラス。断熱は壁225㎜、屋根350㎜、一種換気のハイスペックな高断熱住宅となります。ご期待ください。

「5人の先生が教える一生幸せなエコハウスのつくりかた」にエコハウス大賞の新潟K邸掲載

エクスナレッジのムック「一生幸せなエコハウスのつくりかた」にエコハウス大賞の新潟K邸掲載されました。この本は歴代のエコハウス大賞受賞作と、審査員の先生方の考えをまとめた本。この本を読めば、日本の「エコハウス」の最前線がわかります。しかし、こういうふうにダイジェストでまとめて頂いたものを見ると、デザインと性能の両立は、どう考えても、まだ道半ば。エコハウス大賞はずっと続けるべきじゃないのと思いますが (ビルダーズでやるのは今回が今年が最後という噂です) 、皆さんはどう思われますか?

昨年エコハウス大賞を受賞した新潟K邸は12ページにわたって、たっぷり紹介いただいております。ぜひ書店にて手に取っていただければと思います。1200円と激安なので、プロアマ問わずお勧めです。

建築知識ベルックスの記事


先日、トップライトメーカー、ベルックスに行ってきたんですが、その模様が、最新号の建築知識で記事になっております。 併せて、エコハウス大賞の新潟K邸のトップライトもご紹介いただいております。
ベルックスに行った目的は新製品モックアップの見学。この新製品は勾配ゼロでも設置できるそうです。 フィックスで開けられないのですが、枠無しですっきりと納まりますので、いろいろ活用できそうです。

JIAのBulletinに寄稿

リオタ関本さんに頼まれたので、JIAのBulletin、「建築ウォームアップ」のコーナーに記事を寄稿しました。主として受注からファーストプレゼンまでのプロセスを7人の建築家が執筆してるのですが、みんなやり方が違って、なかなか面白く読ませていただきました。

須貝君送別会

10/1はスタッフ須貝(左から2人目)の送別会でした。須貝君は歴代所員の中では最も段取りが良い=仕事ができる、有能なスタッフでしたが、本人、20代のうちにコーヒーの焙煎を仕事にすることに挑戦したいそうで、3年働いてアイプラスアイは一旦卒業となりました。料理も得意だし、何をやっても器用にこなすので、コーヒー屋さんもきっとうまくいくことでしょう。不定期で田端でお店もやっているとのことなので、「須貝珈琲」で検索してみてください。

事務所しばらくは飯塚、脇屋、岨野、一級建築士3人体制となりますが、来年は代わりのスタッフ一人増員しようと考えていますので、引き続き設計依頼は歓迎です。

mokスクール無事終了

オープンハウスと重なった「mokスクール大阪」無事終了しました。写真はmokスクールのHPより拝借したもの。歌ってるようにしか見えませんが(笑。相模さんは歌にあきれて寝てる感じ)、一生懸命しゃべってきました。
今回は間取りじゃなくて、断熱がテーマということで、いくつかの事例を紹介しながら「内と外との境界部のデザイン」についてお話しさせていただきました。45分と短かったので、間取りの話は2分くらいでまとめました。

池尻A邸 オープンハウスは今週末9/21

今週末9/21オープンハウスの池尻A邸。バルコニーに手すりも付き、足元のコンクリートも仕上がりました。

1階の大きな土間玄関。階段のところには猫用の格子戸が入っています。1階のアクセントカラーは、少しだけエンジを感じる、なかなか素晴らしい色でした。土間の可動棚はロイヤルの黒いレールを使っています。

道路側の大窓は下枠が隠し框風になってるので、結構すっきりしてます。2階のアクセントカラーはべんがらや、さび止め塗装系の色です。天井の黒いブラケットはサラウンドのスピーカー用。 ご主人のこだわり。

奥様こだわりの大きなキッチン。今回は家具工事。引き出しレールはハーフェレ。壁面は大判の馬目地タイル。

3階は寝室。アクセントカラーはからし色です。建具はタモの突板に着色。

床は定番のオークラスティックグレード、120幅。植物オイル仕上げなので、結構濃い目でいい感じです。

今回は、当日飯塚出張中で連絡とりにくいので、金曜日中にご連絡いただければ、折り返しご案内お送りします。

池尻A邸オープンハウス

来る2019年9月21日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、池尻A邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。https://iplusi.info/category/blog/ikejiri-a/
池尻A邸は 19.4坪の狭小地に建つ3階建ての二世帯住宅です。
小屋裏階を包む屋根、 道路側に大きく開いた2階リビングの大開口、準耐火構造の杉外壁が外観上の特徴です。許容応力度計算も所内で行い、耐震等級3を取得するなど、意匠・断熱・構造全部どりした住宅となっています。

■住所:世田谷区池尻
■日時:2019年9月21日(土)、am11:00~pm4:00
■最寄駅:東急田園都市線池尻大橋駅徒歩7分
  (渋谷からの場合、バスも便利です。「池尻」停留所から徒歩6分)
■車の場合:コインパーキングなどご利用ください。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別 (※今回学生さんは見学はできません) をお知らせください。折り返しご案内をお送りいたします。

なお、 今回、飯塚は伊賀大阪方面出張のため、スタッフの対応となりますが、お誘いあわせの上お越しいただければ幸いです。

毎年恒例 グループ展のご案内

今週末9/6(金)から9/8(日)まで、新宿南口徒歩5分、国民共済COOPホール(旧全労済ホール)展示室にて、毎年恒例の絵のグループ展があります。メンバーは、いろいろな大学の美術系サークルから集まった30年前から続くグループに、今年は3名の新人さんが加わっており、三宿N邸の奥様も写真で参加予定です。

今回、飯塚は建築っぽい絵3点出品します。基本、在廊してますので、 お時間あれば是非お立ち寄りください。 家や土地の相談も歓迎です。

「伊賀の家」今日の室温

森大建地産の森社長来所。
今日みたいな暑い日の伊賀の家の室温はどうなのか気になるところなので、聞いてみました。森さんはnetatmo(ネットアトモ)というスマホでどこからでも見られるツールで24時間温度管理してしてるそう。web調べでは13時ごろの伊賀市猿野の外気温は32~33度というところなので、40.6度は外センサーが地表温度とか拾ってるんだと思いますが、室内の温度は1階(右)25.3度、2階23.7度と大変快適な室温となっております (ちょっと温度下げ過ぎという話もありますが、笑 )。この時、1階の床下エアコンは送風状態で、2階エアコンだけ動かしてる感じとのことでした。

「伊賀の家」はこんな風に窓だらけの建物ですが、2階には軒が出て、1階はセットバックして日射しを遮っています。 窓の多い家設計すると、夏の暑さがとても心配ですが、きちんと南に正対させて、1階も2階もちゃんと日射遮蔽する断面になってれば、夏の日中でも大丈夫ってことですね。
冬場はまだ、このツールなかったそうなので、通年のデータが取れたら、またご紹介したいと思います。

松戸N邸スーモ撮影

8/12は松戸N邸、雑誌スーモ注文住宅の取材でした。 今日の撮影スタッフは 、カメラマン橋本裕貴さん、ライター松林ひろみさん、編集若林有美さん。

この家は過去にマイホームプラス、ライヴズ、建もの探訪の取材を受けていますが、竣工後8年たってもまだ取材依頼があるっていうのがすごいですね。時が経つにつれ物は増え続けていますが、いつ伺っても、格好良く整えられています。

発売が10月ということで長袖着ていただきました。紫檀のパーケットフロアは自然な光沢感がでていい感じに。

シンプルなI型キッチン。改めて見ると吊り戸棚を白くしたのが良かったですね。壁面は業界では最近流行ってる?馬目地のタイル。8年前の建物ですから何周も早かった感じでしょうか。

階段の手すりは武骨な木製で手すり子がスチールです。 玄関入ったところの床はスレート、 一般床はパーケット。キッチンの天板はバイブレーション仕上げ。垂木みせで、サッシはアルミ樹脂複合 、断熱等級4で性能も確保しつつ 材料を厳選してるので安っぽさはゼロです。一方絞れるところは徹底的に絞っています。外壁はガルバ小波、間仕切りは最少、 ドアは納戸と脱衣と2階トイレ、3枚しかありません。 自分の設計ですが、 税抜き2000万ちょっとの工事費は今見ても配分が絶妙です。

ハイサイドライトで明るい玄関。あまりに格好つけるのは逆に格好悪いということで、外しアイテムとしてペナント飾っています。さすがi+iお施主のインテリア番長。

どこもかしこもインスタ映えで撮影シーンがありすぎです。設計者があらかじめ用意する借り物のインテリアでなく、お施主さんが後からつくった自らの世界観を表現する自分なりのインテリア。理想的です。

池尻A邸現場状況

池尻A邸は内部大工工事がほぼ完了。昨日はコンセント開口など電気屋さんが施工中でした。屋根外壁も終わっていますので、足場はもうじきばれる予定です。

3階は急こう配の壁がある空間。窓少な目ですが、手前と奥の窓の光が距離感を作っています。正面南側は隣家屋根越しに採光してます。階段吹き抜けの手摺は3階建てだと1.1mが要求されます。鬱陶しいので、現場で笠木を少し浮かせる形に変更しました。腰壁間にはパイプがついて、室内干しスペースになります。

2階は3階とは対照的に東面道路側が全面窓の空間です。完全なワンルームなので、狭小地だということを全く感じさせないくらい広々としてます。窓際には全面的にベンチを設けます。

2階から3階の階段はスケルトンなので3階の西側窓から光が落ちてきます。 準耐火建築ですが60厚にして木あらわしに。階段真ん中の壁は非構造で90角をボードでくるんでいます。右手はトイレ、洗面スペースです。

1階から2階の階段は天井あり階段ですが、階段下はできるだけ開放的なつくりにして、部屋と一体化させています。右手の家具は移動式の仏壇収納。

雑誌「だん」に間取り記事執筆

高断熱住宅に特化した雑誌「だん」に「正解間取りのつくり方」という記事を執筆しました。
話の展開は「しくじり間取りあれこれ→正解間取り」という、スーモやオレンジページ?みたいなベタな流れなのですが、実は原稿依頼の時、発行元である新建新聞社、三浦社長がわざわざ来所されるくらいの肝入りコーナーなのです。
間取りづくりで一番大事なことを全部要約するべく、飯塚自ら18ページ分、文章、イラスト内容、事例、レイアウト、全部考えました。なかでも、この雑誌のためだけに制作した「しくじり間取り」が見所です。ここでは「コンセントが足りない」といった、かわいらしい「しくじり」は軽くスルーして、後で気づいても手遅れな、根本的かつリカバリー不可能な「しくじり」を完全網羅しました。あなたの家の間取り、実は「しくじり間取り」になってるかもしれません。ぜひ誌面で確認してみてください。
ゴールデンウィーク丸々つぶして書いただけあって、プロが読んでも役に立つ(というか素人さんは自分で間取り書くののが嫌になる)本格的な記事になっていると思います。

間取りと性能のお手本、高断熱住宅事例も3例掲載しました。この雑誌、一般向けにもかかわらず、なぜか一般書店では買えませんが、アマゾン(リンク)では購入可能です。松尾さんあり、西方さんあり、Ms佐藤さんあり、私の記事以外も見どころ満載ですが、400円(+税)と超お買い得です。ぜひご覧ください。