飯能K邸付属棟オープンハウス

来る2019年7月27日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、飯能K邸付属棟
https://iplusi.info/category/blog/hannoh-k/
のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。
飯能K邸は分棟型の二世帯住宅で、今回完成した付属棟は、谷側に絶景を望むKさんご両親のための住まいとなります。外壁は杉板で、屋根は腰折れ屋根の主屋と調和したシンメトリーな切妻。一部小屋裏2階をもつシンプルな平屋の構成です。 急こう配屋根の室内は 1階:15坪、小屋裏2階:6坪、計21坪という規模を一切感じさせない、広々とした眺めの良い空間に仕上っております。

■住所:飯能市美杉台7丁目
■日時:2019年7月27日(土)、am11:00~pm4:00
■最寄駅:西武池袋線 飯能駅南口よりバス13分(15分おき程度)美杉台ニュータウン下車、バス停より徒歩5分
■バス時刻表はこちら
■車の場合:駐車可能です。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。

東側は小屋裏2階があって、その下は寝室です。階高は2255と極限まで低くしています。主屋の家具建具はこげ茶系でまとめましたが、付属棟は枠、家具、建具、すべてナチュラル系でまとめました。天井はツガ、床はスギとも、ほとんど節はありません。

左手は谷側の絶景を望む横連窓。ダイニングテーブルに座ったときにちょうど良い高さ。
キッチンをシナ素地でみせるのは7年ぶりくらいでしょうか。濡れ色にならない塗料で塗装する予定です。正面のボード部分には、鉄粉の入った白い二丁掛のタイルを貼る予定です。コンロ横収納の足元は床下エアコンのスペースです。

小屋裏2階からの眺め。梁間方向は、@1250で、桁、母屋、棟木、母屋、桁が並ぶのですが、母屋と棟木の転び止めになるように、@1250ピッチで壁を配置しています。リビング中央のフレームも、母屋位置に束が立っています。一切の無駄がない和小屋の構成です。

矩計図です。屋根は8寸勾配でデッキからの軒高は2m以下。断熱は耐圧下XPS25mm、基礎内断熱XPS3種B100mm、壁充填高性能GW105㎜、屋根高性能GW210㎜。野地は一枚で屋根通気は通気くん方式。屋根の剛性はラフターロックでとっています。

表面積が小さく屋根割合が多いのでUA値はHEAT20G2クラスの0.46。ηAC値は2.2ありますが、平屋なので遮蔽は簡単です。

飯能K邸木天井張り

飯能K邸ツガの天井張りあがりました。小畑棟梁、目地のコントロールが大変だったと言ってましたが、とても素晴らしい仕上がりです。塗装は初々しい感じが残るよう、濡れ色にならない塗料で塗装しました。
この家、1階は14.2坪、軒も低く、1階の階高は2255mmしかないのですが、屋根勾配は8寸でエアーボリュームは十分。ちっとも狭い感じはありません。架構そのままの気持ちのいい空間になっています。

2階に上がる階段の下地もできました。階段の下には洗濯機と収納をおさめます。小畑棟梁は今月中に家具と外壁を仕上げることになっています。引き続きよろしくお願いします。

飯能K邸付属棟 電気打ち合わせ

飯能K邸は 屋根の施工が完了。 モイスが張られ、樹脂サッシAPW330が付き、空間の骨格が見えてきました。小畑棟梁の今日の作業は基礎断熱材取り付け(スタイロ3種B100mm)、我々は電気や仕上げの打ち合わせでした。
床や枠は原設計通り上小杉材のママ。天井は杉材の源平や節がちょっと気になったので、オガスタ新潟がよく使うツガの羽目板に変更しました。電気は細々といろいろ変更。離隔が取れず小屋裏にパワーコンディショナーを置くのが無理そうだったので、外設置することになりました。
足場があって見にくいですが、天井面が明るいです。これはトップライトの効果。

上に上がってみると、700角のトップライトが驚くほど効いていることがわかります。これだけでLDKの照明が不要になるくらいの感じです。たぶんいつものうちの仕様は窓が多すぎで、トップライトの効果を感じにくいんでしょうね。

屋根の確認で足場に上ってみました。主屋は瓦棒、付属棟はたてハゼです。屋根の谷間の先には絶景が広がります。

飯能K邸付属棟上棟


飯能K邸のお施主ご両親の住まい=付属棟上棟しました。腰折れ屋根の主屋と呼応する妻面強調の切妻型の平屋です。


主屋庭に対しては、平屋で軒が低いため、全く圧迫感がありません。


掃出し窓からは主屋の姿を望めます。自分の家族の家や孫の姿が見えるのは楽しいですね。


谷側の絶景は付属棟からも当然楽しめます。妻面はあえて腰窓にして開口を絞りました。


コストを抑えるために軸組はアイプラスアイでは珍しい母屋垂木の和小屋です。でも桁や棟木に垂木を固定する金物は専用のものを使い、床倍率を上げています。

飯能K邸付属棟 設計スタート


飯能K邸は、主屋の隣のKさんのご両親の家の計画が始まりました。外壁は主屋と同じオール杉材。屋根は腰折れ屋根とも調和する、シンプルな切妻で計画します。


小さいけれど密度感の高いインテリアにしたいと思っています。一方で性能も追求。断熱試算してますが、UA値は0.46くらいです。

飯能K邸 雑誌「LiVES」に掲載されました

LiVES 99
飯能K邸が発売中の雑誌「LiVES vol.99 リビングルーム百景」に掲載されました。飯能K邸は「新米建築士の教科書」の表紙イラスト、事例集め、模型づくり、コンセプトづくりなどで触れているとおり、本の執筆と設計、現場が同時進行で進んだ思い出深い住宅です。2期工事付属棟の設計も27日から始まります。ぜひ書店にてお手にとっていただければ幸いです。

飯能K邸1年点検

飯能K邸、榊住建の1年点検があるというので、便乗見学させて頂きました。庇出てるのでウッドロングエコはいい感じに色づいています。植栽は親御さんが住む予定の付属棟の計画後にやろうということで、植栽はまだ手付かずです。

内観です。ジャトバの床材が素晴らしい。大窓に設置したハニカムスクリーンはノーマンジャパンの分厚いやつですが、あるとないとでは大違いだそうです。お子さんちょうど1歳で内部は安全対策が課題です。

DJコーナーには大量のCDやレコードが設置されてます。上部ロフトにはハンモック。昼寝に良さそうですねえ。

2階のアトリエコーナー。可愛らしい飾り付けはプロ級です。


「塗装した食器棚棚板などが毛羽立っていて掃除がしにくい」とKさん。千代岡社長「ダンボールでこすれば毛羽だちなくなる」とのことで、実演中。多少塗装落ちますが、紙やすりみたいには塗装が剥げる感じではなく、ざらつきかなり抑えられます。針葉樹とかでやるとつるつるになりすぎるくらい。みなさんもぜひやってみてください。