茅ヶ崎K+H邸オープンハウスのお知らせ

来る2020年8月1日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、茅ヶ崎K+H邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。

茅ヶ崎K+H邸は積層型の二世帯住宅です。外観は南を大きく開口したシンプルな切妻。外壁は2色の杉板で上下を分節しているので、単純に上下に積層しているように見えますが、実際は両世帯を立体的にかみ合わせた変化に富んだ空間となっております。
床は親世帯カリン、子世帯チーク、両世帯とも主な天井はツガ張です。
2階は小屋裏を吹きぬいているので、屋根は登梁+厚物合板で剛性を高めました。Ua値はヒート20G2クラスの0.46。認定低炭素住宅、フラット35金利A、省令準耐火の基準に適合しています。

■住所:茅ヶ崎市十間坂
■日時:2019年8月1日(土)、pm1:00~5:00(今回は午後のみの開催です)
■最寄駅:茅ヶ崎駅より徒歩13分
■車の場合:当日飯塚までお電話ください。駐車スペースご案内いたします。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
■当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488 

見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになるお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。
マスク着用お願いします(マスクはお持ちください)。お子さんでもマスク・手袋着用しないと入場できません(大人用手袋はこちらで用意いたしますが、お子さんの手袋はぜひお持ちください)

茅ヶ崎K+H邸大工工事

茅ヶ崎K+H邸行ってきました。大工工事がいろいろ進んでいます。最上階は勾配天井の省令準耐火用ボード、格子の施工が終了しました。格子は30*90@140程度です。

格子は固定部が見えないよう、先に梯子上に組み立ててから起こしていただいたようです。木天井との取り合いは、こんな風に丁寧にしゃくっていただいております。杉の源平が結構強いので塗装を検討中ですが、せっかくのしゃくりが生かせるように天井材に先行して塗装を検討中。

子世帯は色がばらけないように、塗装色は床のチークやオークを基準に色相・明度・彩度を調整しています。和室の畳は明度合わせてグレイのものを選んだんですが、なんかあんまりきれいじゃない気がしてきたので、ダイケン畳の新色サンプル取り寄せて再検討します。

2階はフローリング、壁ボードが終わっています。天井ボードはキッチンまわりを納めれば終了です。

和室小上がりもできました。下部は深いワゴン収納です。

1階です。天井ボード張り完了してます。新井棟梁は南側大窓サッシの枠付の最中でした。

茅ヶ崎K+H邸上棟

茅ヶ崎K+H邸上棟しました。 窓台まぐさもプレカット。大工さん9名、2日間で屋根は野地2層目+ルーフィングまで、外壁はダイライトまで、 金物はほぼ終わっています。棟梁は多摩N邸、高円寺I邸、元住吉M邸などをつくってくれた新井さんです。

2階は耐力壁線間距離少し大きいので、屋根は登梁105角@910で24mm張った剛床仕様。この上に通気垂木があって、もう一層12mmの野地を張ります。充填断熱なので登梁は天井裏に隠れます。

上下積層する2世帯住宅は1階の親世帯がつまらなくなりがちですが、この家は一階にも大きな吹き抜けがあります。天井高のメリハリが効いた空間になるはず。

2階子世帯南側は間口4間すべて窓です。耐風圧性能出すべく真ん中に2本梁入れました。これはこの家の明快な骨格を強調する意味もあります。

小屋裏に上ると下からの光がいい感じです。

青木さんは広小舞、登淀を無垢材で入れるのが標準。

なので、登淀がきちんと支えられるよう、けらば側の通気垂木は水平に 、コーナーは45度方向に 入れてます。通気ふさがないよう、けらばの通気垂木はエアーホール加工してます。

5倍壁部分は内側の合板を真壁で入れるので、プレカット段階で間柱サイズを合板厚分詰めています。入れた後で後から間柱を詰めるのは大変ですからね。

茅ヶ崎K+H邸工事契約

12/8、今日は青木工務店で茅ヶ崎K+H邸工事契約。準防火地域なのでサッシはほぼ防火APW330。断熱はマグ・イゾベールコンフォートで壁120mm、屋根240mm。防湿層別張り。認定低炭素住宅、省令準耐火仕様、フラット35金利A仕様。オール木外壁、メインの天井ほぼ木天井、キッチンをはじめ家具もたくさん。3層目に大きな小屋裏収納があり、親世帯も2階がある複雑な間取りですが、当初想定通りの理想的なコストでまとまりました。

例によって倉庫や建具工場も見学。親世帯のフローリング、 契約の見積書は ウォールナットのユニが入れてあったのですが、倉庫でカリンのド迫力150幅無垢乱尺の在庫が見つかりカリンに変更。子世帯もオークからチークに変更を検討中です。

茅ケ崎タウンハウス最新案

茅ヶ崎タウンハウス最新案。手前の階段は子世帯。1階は玄関と階段のみ。2階がリビングで、3層目は小屋裏収納のトリプレット構成。1階階段後ろのスペースは親世帯が使います。

こちらは東側の切断面。親世帯玄関は東側中央で、玄関上部は吹き抜け。親世帯が一部2階北側を占拠したメゾネット構成。吹き抜け南側と、三層目は子世帯。普通に積層するとどうしても一階が小さくなり、空間的にも面白みがなくなるので、立体的に空間を活用したわけです。

外観。シンメトリーの静かな輪郭の中に、複雑に絡み合う空間が内包されているのです。

「茅ヶ崎テラスハウス」設計スタート

新しいお仕事が始まりました。上のCGは、敷地の座標と、完全分離の2世帯住宅という内容だけ教えていただいたときに作ったものです。断熱性の高い家という要望はお聞きしていたので、南面は冬期の集熱面になるように大きく開口、東面はシンメトリの切妻でファサードをきちんとつくりながらも、中の生活が外に現れない抽象的な立面で計画しました。間取りから考え始めると、つまらないものしかできないので、この段階ではざっくりと面積だけおさえ、屋根の形から考え始めています。なかなかいいプロポーションでまとまっていますね。

これは中の間取りも考えた01案。1階親世帯、2階子世帯で計画したんですが、面積配分的に1階が窮屈なので、次回02案は縦割り=テラスハウス形式を試してみます。