「伊賀の家」三重県初パッシブハウス認定

2019年のエコハウス・アワード意匠賞を受賞した、森大建地産とのコラボ「伊賀の家」が、ドイツパッシブハウス研究所の基準に適合した「パッシブハウス」に正式に認定されました(下記写真はデータベースのページのスキャン画像です)。

森大さんもi+iも、未来の住宅を先取りした「超」の付く高断熱エコ住宅は初めてで、プロジェクトスタート(旧ブログリンク)から認定取得まで3年半かかりましたが、 三重県初のパッシブハウス認定を頂き、ほっとしております。

私のような、どちらかと言えば意匠寄りの設計者でも、頑張ればパッシブハウス基準の住宅をつくれます (残念ながら、温熱の計算含めかなり頑張らないとだめかもですが、笑) 。これからは認定も国内で可能になってスピードアップするそうなので、全国のデザイン性能どっちも得意な設計事務所・工務店のみなさん、ぜひパッシブハウスに挑戦し、盛り上げていきましょう。

「新米建築士の教科書」増刷決定

2017年春初版の拙著「新米建築士の教科書」5回目の増刷が決定。今回は3000部の増刷で計2万冊となります。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。

テレワーク中の自宅にて、あらてめて読み返すと2年間の執筆期間の苦労や編集者とのバトルが思い出され胃が痛くなりますが、新人教育の教材として使っていただいているハウスメーカーや工務店さんも多数あるようでうれしい限りです。
「新米建築士」というタイトルがついていますが、この本は、設計者の日常的な生活習慣のつけ方、情報収集の方法、設計の進め方、コンセプトメイクの方法なども網羅していますので、学生の皆さんが読んでも役に立つ本となっています。中でも「設計コンセプト」のつくり方のコーナーは、私が大学生の時から考えていたことをまとめたものなので、よくある「卒業設計本」より役立つ内容なんじゃないかと思ってますので、学校がなかなか始まらない大学生の皆さんも、この機会にぜひ読んでいただければと思います。

中国語版も出ています。よろしくお願いいたします。

津市I邸屋根外壁工事

森大、森社長から津I邸の現場写真送っていただきました。なかなかシャキッとできてます。今回外壁は付加断熱ネオマあるので、通気胴縁は柱間柱に合わせ、縦@455パネリード固定が無理がないかなということで、下見張りにしました。材料は地元「のじもく」さんのものです。というか、森大さんの場合、内装は30mm厚のスギフローリング含め全部のじもくさんという感じです。家具も集成やランバーコア合板できるだけ使わずに、「のじもくまのパネル」を活用します。

茅ヶ崎K+H邸大工工事

茅ヶ崎K+H邸行ってきました。大工工事がいろいろ進んでいます。最上階は勾配天井の省令準耐火用ボード、格子の施工が終了しました。格子は30*90@140程度です。

格子は固定部が見えないよう、先に梯子上に組み立ててから起こしていただいたようです。木天井との取り合いは、こんな風に丁寧にしゃくっていただいております。杉の源平が結構強いので塗装を検討中ですが、せっかくのしゃくりが生かせるように天井材に先行して塗装を検討中。

子世帯は色がばらけないように、塗装色は床のチークやオークを基準に色相・明度・彩度を調整しています。和室の畳は明度合わせてグレイのものを選んだんですが、なんかあんまりきれいじゃない気がしてきたので、ダイケン畳の新色サンプル取り寄せて再検討します。

2階はフローリング、壁ボードが終わっています。天井ボードはキッチンまわりを納めれば終了です。

和室小上がりもできました。下部は深いワゴン収納です。

1階です。天井ボード張り完了してます。新井棟梁は南側大窓サッシの枠付の最中でした。

国立N邸屋根GW吹込み350mm

3/26は国立N邸屋根グラスウール吹込み工事でした。飯塚は打ち合わせで行けなかったのですが脇屋が立ち会って写真撮ってきましたので、そのご報告です。
部材点数が多く複雑な和小屋の架構とは、この方式が一番相性がいいと思いますが、コストの問題もあってなかなか採用している工務店は少ないんですね。

吹込み前はこんな風に野縁にメッシュが張ってあります。この透けてる状態が意匠的には一番カッコいいかもですが、もちろんこのまま放置はできません。

メッシュに穴をあけてからホースを突っ込んでGWを充填していきます。

充填が終わったところです。グラスウールの密度は22kg/m3で断熱性能は0.038W/mKということで、壁などに使うマット状のグラスウールと同じ性能。厚みは景気よく350mm。それがダウンジャケット風に膨らんでて、とてもあったかそうですね。もう一発野縁を流してから、防湿フィルムや天井を張ります。

駐車場にはこんな車があって、ここからグラスウールを圧送します。

外壁の焼杉はほぼ終わってます。登梁側面は縦張りせずに、斜めなりに張るのは私のいつものこだわりです。平行四辺形の短い外壁がたくさん並ぶのは見苦しいし、施工も大変ですからね。