小さなお客さん

昨日5/4は岡山から9歳のお客さん=村木実路くんが「間取りの方程式」のサインをもらいに来所。9歳にしてなんと建築家志望。 実路の読みは「さねみち」じゃなくて「ミロ」。これは「ミケランジェロ」の最初と最後の文字をとったものだそうです。 近々お父さんの故郷で、現在 お祖母さんが住むイタリア、ブレシアに住むことも検討中とのこと(お兄さんのレオ君はもうお祖母さんの家に住んでるんだとか)。

「建築はテクノロジーとアート両方が大事だから、勉強ももちろんだけどアートの方も今のうちから鍛えた方がいい。コルビュジェも午前中絵描いて、午後は建築設計したから1920年とかに、ああいう建築作れたんで、ミロ君も日ごろからスケッチ書いたり模型つくったり、手を動かす癖をつけたほうがいいよ。」とアドバイスしておきました、笑。

この来所がミロ君にとってどういう価値を持つかはさっぱりわかりませんが、本人の強い意思と、こういう状況をつくってくれる孟母のようなお母さん、5か国語を操るというお父さんの応援があれば、きっとレンゾ・ピアノのような大建築家になれることでしょう。本当に建築の道に進んだら、また遊びに来てくださいね。

住宅デザインの手帖

ご案内が遅れましたが、エクスナレッジより2/2発売の書籍「住宅デザインの手帖」売れ行き好調なようです。世田谷M邸、善福寺U邸、新潟K邸、町田K邸、横浜S邸など掲載いただいてます。屋根断面は、充填野地1枚、充填野地2枚、外張り野地2枚の3事例が掲載されてます。

この本は工務店・設計事務所の専門家御用達雑誌「建築知識」を書籍化したもの。「建築知識」は元々小さな版に情報詰め込むので写真は小さめですが、今回版型が A4サイズに大きくなったことに伴い、図面や写真も大きくなり、レイアウトも大幅に変わり、一般の方でも興味深く読めるとてもありがたい本に変わっています。デザインや編集は大事ですね。 ぜひご覧ください。

善福寺U邸。梁を寝かして作った広幅スケルトン準耐火階段について解説。
世田谷S邸 ロイヤルのレールを使った玄関-脱衣の収納について解説。
新潟K邸は飛行機の羽根のような構造をした充填断熱の屋根断面について解説。
町田K邸は垂木みせ外張り断熱について解説。

電気引き込みのルール

(旧ブログより転載)
まず、名称を覚える。「引込線」とは電柱から軒先などに取り付けられている「引込線取付点」(黄または赤のチューブ状の標識がついているところ。ちなみに、チューブが黄色の場合は東電が引込をしたということで、赤色の場合は工事店が東電より委託を受けて引込をしたということらしい。)までをいい、その先は「引込口配線」を経由して「屋内配線」となる。
引込線取付点が、お客の設備と東京電力の設備の境目(保安責任・財産の分界点)になる。

下記の東北電力の絵の方がわかりやすいか。引込線取付点で分界点ができるが、お客側にある、メーターと電流制限器(アンペアブレーカーまたはリミッターとも呼ばれる)は電力会社の物。

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東電の引込線の高さのルール:下記にまとまっている。
「引込線及び引込口配線の取扱い」
最小で2.5mだが、弱電と60cm以上離すというルールもあるので、最小で3mと考えておけば良いか。

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メーターの高さ:下端で1.8m確保する
引込線取付点からメーターまでの配線:お客工事。昔の建物は外壁筋に沿ってメーターまで線が這っていたが、建物内に隠蔽してよい。引込線取付点側には入線カバーを付け、メーター部は直接ボックスの裏から電線を出すのが一般的。
盤とメータの関係:引込口(おそらくメーターから2時側配線の建物側取り込み口のこと。上記のやり方ならメーターの裏になる)と分電盤の間の距離は内線規定で8m以下と決まっているらしい。
幹線のサイズ:一般の住宅は、単相3線式なので、3芯のCVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁シースケーブル、外側黒)などで引き込む。回路数や契約容量によって、幹線の太さは異なる。非オール電化の場合、契約容量は60アンペア以下になるので、14mm2(業界では14スケなどと呼ぶ)のCVケーブルで足りそう。SVケーブル(VVケーブルともいう、外側グレイ)の場合はワンランク太くする必要があるらしい。

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CVケーブルとCVTケーブル



まず、名称を覚える。「引込線」とは電柱から軒先などに取り付けられている「引込線取付点」(黄または赤のチューブ状の標識がついているところ。ちなみに、チューブが黄色の場合は東電が引込をしたということで、赤色の場合は工事店が東電より委託を受けて引込をしたということらしい。)までをいい、その先は「引込口配線」を経由して「屋内配線」となる。
引込線取付点が、お客の設備と東京電力の設備の境目(保安責任・財産の分界点)になる。

■「単相3線式」:単相3線式は、3本の電線のうち真ん中の中性線と上または下の電圧線を利用すれば100ボルト、中性線以外の上と下の電圧線を利用すれば200ボルトが利用できる仕組み。新築では単相3線式が標準なので、エアコンは100V、200Vどちらでも対応できる。

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日下洋介さん中澤芙美さん来所

4月24午前、大阪の建築家、日下洋介さんが来所。

私は最近、木造住宅作家と思われているようですが、構造・機能・規模にかかわらず、どんな仕事でもできるので、設計料や交通費さえ頂戴できればどんな仕事も断らないのがモットーです。が、①予算が合わない、②忙しすぎる、③遠隔地、という理由で稀に、仲間の設計者、工務店をご紹介することがあります。せっかく来ていただいたお客様が依頼先を間違えて家づくりに失敗したら馬鹿馬鹿しいですからね。今回日下さんがいらしたのは②③の理由で昨年ご紹介した大阪の案件のご報告。紹介はうまくいかないことも多いのですが、日下さんはYKKの企業向けセミナーでも引っ張りだこ、意匠にも性能にも明るく、コラムもうまい実力者、ちゃんと仕事にして、わざわざこうして来ていただいたわけです。

せっかく遠くからお越しいただいたので、普段の設計方法、構造計算の仕組み、スケッチアップ活用術などをご説明。いろいろ情報交換する中で、意匠・性能・コスト全部取りできる設計事務所が、全国エリアごとにいてユニオンつくったら繁閑の波をある程度吸収できるんじゃないかというという話も(そういえば、私の師匠大高正人はメタボリズムの仲間、槇さん、菊竹さん、栄久庵さん、黒川さんらと「計画連合」という組織つくって、様々なプロジェクトで水面下で協働してたことを書きながら思い出しました)。オガスタ相模さんと考えた工務店支援「軍師サービス」とくっつけても面白そう。いずれにせよ、何か連携協業するうまい仕組みを考えていきたいですね。

夕方はアイプラスアイ史上メディア最多露出、松戸N邸のお施主、ディスプレイデザイナーの中澤芙美さんがふらっと来所。事務所近所の杵屋と大阪大将(笑)でお腹いっぱいになるまで、ごちそうしました。

こんな感じで弊事務所は、今仕事が比較的ゆったりしてますので、設計者・施工者・OBお施主のみなさんの来所、大歓迎です。仕事帰りにぜひお立ち寄りください。

国立S邸suumo注文住宅「家づくりの正解100」掲載

国立S邸が、雑誌「suumo 注文住宅 2019年春夏号-家づくりの正解100」巻頭の事例紹介のコーナーに掲載されました。ライター・編集はLivesの元副編集長、佐藤可奈子さん、カメラマンは古末拓也さんで、見開きですが凝縮された完璧なまとめになっております。

ところで「スーモ注文住宅」は390円と激安なんですが、 最近の巻頭事例は全部建築家の頑張った作品。それに続く家づくりコラム記事も読み物としてちゃんとしてます。前半90ページくらいは広告なしの家づくり役立ち記事で実はお買い得なんです(まあ、安いのは後半のハウスメーカーさんのおかげなんですが)。ぜひご近所の書店でご覧ください。