今週末8/3は学芸大学H邸オープンハウス

今週末8/3は学芸大学H邸オープンハウスです。お誘いあわせの上お越しください。詳しくはこちら。見どころいろいろご紹介します。

2階、北側のキッチン前から南側リビング方向を見たところ。短辺方向の耐力壁はコボットで確保。うなぎの寝床の抜けを生かした構成です。コボットと階段の勾配はぴったり合わせています。さらに写真右手の吹き抜け部屋根勾配も、階段と大体一致させています。

キッチン背後は炭入りモルタル塗り。右手の壁はレッドシダー。コンロ横はステンレス貼りです。梁はEPの塗りつぶしです。

キッチンのダイニング側は収納です。これは手前の扉勝ちディテールの手かけ。

キッチンから西方向を見たところ。屋根構造体はあらわしでEP塗り。 この後、床を暗色に着色予定です。キッチン天板はステンレスヘアライン。シンクはレールが2段入った立体シンクです。

1階西側の巨大壁面収納。扉も家具もラワンで統一してます。コンセントやスイッチはビスありの新金属プレートにグレイのフルカラー本体を合わせています。光が弱いので床は2階のようには濃くしません。

スチール手すりも付き、あとは外付けシェードつけば大体完成です。外壁三角形門型はレッドシダー。1階の黒い外壁と軒天は杉板になっています。

学芸大学H邸オープンハウス

来る2019年8月3日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、 学芸大学h邸
https://iplusi.info/category/blog/gakugeidaigaku-h/
のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。
学芸大学H邸は狭小間口の敷地に建つ3層構成、2階リビング型の住宅です。 斜線制限のために屋根は複雑な形をしていますが、構造体は露出させています。 また、ウナギの寝床でも狭さを感じさせないように、視線が家の端から端まで見通せるようになっています。

■住所:世田谷区下馬
■日時:2019年8月3日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:東急東横線学芸大学駅、徒歩11分
■車の場合:コインパーキングご利用ください
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。

学芸大学H邸今日の現場

学芸大学H邸足場外れました。なんかカフェっぽいですね。かたちは当然、間取りに先行して考えています。月末の竣工を目指し急ピッチで工事が進んでいます。

構造体のEP塗装も完了しました。

Hさんが徹底的にこだわった、2階東面のレッドシダー張りも完了。ミッドセンチュリーな感じでとてもゴージャスです。乱尺材だと賑やかになりすぎるので、 ある程度のランダムにみえるよう、指定寸法に定尺材をカットして、うちで書いた割付け図どおりに張っていただくという、とても手間のかかる工事をしています。

北側のコアはラスモルタル仕上げになりますので、ひとまず合板が張ってあります。n-40くらいの色合いになります。

超うなぎの寝床なんですが、1階はあえて殿中でござる式の通り抜け部屋にしたので、狭さは全く感じません。左手はすべて収納です。引き戸はすべてラワン合板。1階東面の臙脂色は新潟K邸と同じ色です。

学芸大学H邸 電気打ち合わせ

今日は学芸大学H邸へ。お施主Hさん夫妻と電気打ち合わせでした。熊澤の遺産図面を元に、引き込み位置、分電盤、コンセント、スイッチ、リモコン、照明、換気扇、エアコン、などすべて一個一個位置を確認。その他、フローリングの種類、張り方向、キッチン・レンジフードの機種など懸案を整理して、打ち合わせは無事終了。

2階の北側部分です。 中央ののフレームはトイレ、手前がキッチンとなります。 南北に抜けをつくるため、北側にも掃き出し窓を設けています。隣家との距離はあるので明るさは十分。 キッチンは北の一番奥にありますが、トップライトと北側の窓で十分明るいです。 高度斜線がかかるので、北側方向、西側方向が異なる勾配の屋根となっています。

北側の窓前から南を向いた景色です。うなぎの寝床の端から端まで見通せる、「抜け」が作られています。見通しを阻害しないよう、短辺方向の耐力壁はすべてステンレスのブレースで確保します。屋根は外断熱。今回の屋根フレームは120角で骨太です。

階段室の上部にはトップライトを設けました。スケルトン階段の間から光を落とします。この住宅は2枚歯の構造金物を積極的に使っています。

準防火地域なので、サッシはAPW330の防火サッシです。引違いの掃出し窓は、シャッターのないタイプもAPW331のラインナップにはありますが信じられないほど高価なので、掃出し窓はすべてシャッター付きにしました。シャッター付きサッシは搬入時にはシャッター本体も蓋もついていないんで、本体と蓋が後設置できるよう、天井まわりの寸法は注意が必要です。また、シャッターを袖壁などに寄せすぎるとコーキングが打てないので、袖壁などと一定の離隔を確保することが必要です(カタログの非常にわかりにくいところに書いてあります)。

指さしてるところをへこませ、外部用シェードつけて、外からの目隠し代わりにすることも決定。

今回の秘密兵器、パネリードX。全ねじで大変パワフル。ビットもついてました。100本!あるので、仕口がうまくつくれない池尻A邸の異勾配屋根の隅木でも使おうと思います。

学芸大学H邸上棟

学芸大学H邸上棟しました。


この家はいわゆるウナギの寝床系の細長い平面の住宅です。このようなケースでは・・・


ステンレスのブレースダブル使いで小口面を端から端まで窓にして、長手方向に視線を抜くのがアイプラスアイの定番手法です。


今回の山場は、勾配の異なる屋根の隅木部分。さらに難しくしたのは梁がすべて露出仕様なこと。正直、施工ができないんじゃないかと思ってたんですが、プレカット屋さんが頑張ってくれて、きちんと納まっています。


ここも異勾配の屋根がぶつかる部分があります。登梁が隅木の左右でずれてしまうほど勾配が違います。また、隅木頂部は、隅木と二本の登梁が取り合うので、納まりが非常に厄介です。スケッチアップで3次元検討して、プレカット屋さんと調整しました。


キッチン上部は吹き抜けています。トップライトもあるので、明るさは大丈夫なはずです。


今回の棟梁は下高井戸M邸、狛江W邸などやっていただいた千葉さんです(2階バルコニにいるのが千葉さん)。楽しんでいきましょう。

学芸大学H邸配筋検査&耐圧コン打設


学芸大学H邸は3/5配筋検査と耐圧盤コンクリート打設でした。狭少間口のうなぎの寝床。吉田工務店は木の型枠でやることも多いけど、今回は鋼製枠でした。


うちの仕様はスランプ15で、水セメント比は55%以下。温度補正がないので、コンクリートの配合は27-15-20。この日のスランプは15.5cmでした。

この伝票は生コン車の運転手が持ってきて、ポンプ車に磁石で貼り付けます。この一枚からいろいろなことがわかります。配合が事前に提出された配合報告書と一致してるかも確認しなければなりません(ごくごく稀に間違った配合の車が来ることがあります。当然そのままお帰りいただきますが)。都心では、プラントまでの距離が気になるところですが、伝票見るとわずか17分で現場に到着してます。

学芸大学H邸


新しいお仕事、学芸大学H邸。お施主はつくばN邸ご主人のお友達です。道路付けは南、間口約5.4mの細長い敷地です。2方向に1種高度斜線がかかります。
01案は車の駐車スペース確保と、各種斜線を考慮して、四角いボリュームの各部を斜めに切り落とした、有機的な形態でご提案しました。


床は3層構成で2階リビング型。建物間口は4.095mあるので、階段は短辺方向に納めます。準防火もかかるので、2階の南はシャッター付き引違い。シャッターボックスは軒天に収納。コボットで2階は全面開口にします。