茅ヶ崎K+H邸上棟

茅ヶ崎K+H邸上棟しました。 窓台まぐさもプレカット。大工さん9名、2日間で屋根は野地2層目+ルーフィングまで、外壁はダイライトまで、 金物はほぼ終わっています。棟梁は多摩N邸、高円寺I邸、元住吉M邸などをつくってくれた新井さんです。

2階は耐力壁線間距離少し大きいので、屋根は登梁105角@910で24mm張った剛床仕様。この上に通気垂木があって、もう一層12mmの野地を張ります。充填断熱なので登梁は天井裏に隠れます。

上下積層する2世帯住宅は1階の親世帯がつまらなくなりがちですが、この家は一階にも大きな吹き抜けがあります。天井高のメリハリが効いた空間になるはず。

2階子世帯南側は間口4間すべて窓です。耐風圧性能出すべく真ん中に2本梁入れました。これはこの家の明快な骨格を強調する意味もあります。

小屋裏に上ると下からの光がいい感じです。

青木さんは広小舞、登淀を無垢材で入れるのが標準。

なので、登淀がきちんと支えられるよう、けらば側の通気垂木は水平に 、コーナーは45度方向に 入れてます。通気ふさがないよう、けらばの通気垂木はエアーホール加工してます。

5倍壁部分は内側の合板を真壁で入れるので、プレカット段階で間柱サイズを合板厚分詰めています。入れた後で後から間柱を詰めるのは大変ですからね。

2019年の仕事

今年ももう少しで終わりますね。今年一年で竣工した案件は9軒でした。

飯能では2期工事が完成。別棟の2世帯住宅。2棟が南側の庭を囲む計画になっております。太陽電池は2棟で電気を共有します。

道路や擁壁の整理からだったので、とても時間がかかった妙蓮寺T邸も無事竣工。来春は家の中から花見が楽しめるはず。

花見川区O邸は区画整理に伴う移転建替え。四角いボリュームの組み合わせで構成しました。

逗子S邸は根や土の研究までして、もはや植物学者となりつつある、お施主さんの本格的な自力外構が進行中です。

左官、焼杉づくり、塗装、クロス、タイル張りなど、過去最大の施主工事のあった葉山Q邸。外まわりのデッキや小屋づくりなども進行中です。

浦和M邸は大屋根の中に中庭を抱く家です。

横浜黄金町N邸は歯科医院併用住宅。かね勾配の屋根が特徴です。

池尻A邸は3階建ての都市型住宅。構造計算もアイプラスアイで行いました。

学芸大学H邸。HさんはつくばNさんのお友達。インテリアもNさんに負けないよう気合入っています。レッドシダーの壁が特徴。

2019年末に上棟、現場が行中の国立N邸。断熱材が屋根350mm、壁225mmの超高断熱住宅。

茅ヶ崎K+H邸はシンプルな外観ですが、中は両世帯が立体的に配置された2世帯住宅。2020年の年明け早々に上棟です。

三重県津市I邸は森大建地産コラボの2軒目。ハイサイドライトのある大屋根構成で、大型パネルにも挑戦します。これも2020年1月上棟予定。

これは、基本設計中の八景島K邸。2階リビング型の住まいです。

これも基本設計中の房総K邸。海見えの敷地に建つサーフィンが趣味のお施主さんの住まいです。

房総K邸02案

房総K邸02案。海の生活に建築を最適化。玄関に持ち込む砂を最少にするために、脱衣室には専用の入り口を設ける。

波の状態を常時観測できるように、屋上テラスは海側に寄せ、固定階段でアクセスできるように。

ハイサイドライトから光を取り込む構成は前回案を踏襲。

茅ヶ崎K+H邸工事契約

12/8、今日は青木工務店で茅ヶ崎K+H邸工事契約。準防火地域なのでサッシはほぼ防火APW330。断熱はマグ・イゾベールコンフォートで壁120mm、屋根240mm。防湿層別張り。認定低炭素住宅、省令準耐火仕様、フラット35金利A仕様。オール木外壁、メインの天井ほぼ木天井、キッチンをはじめ家具もたくさん。3層目に大きな小屋裏収納があり、親世帯も2階がある複雑な間取りですが、当初想定通りの理想的なコストでまとまりました。

例によって倉庫や建具工場も見学。親世帯のフローリング、 契約の見積書は ウォールナットのユニが入れてあったのですが、倉庫でカリンのド迫力150幅無垢乱尺の在庫が見つかりカリンに変更。子世帯もオークからチークに変更を検討中です。

八景島K邸01案

新しいお仕事八景島K邸01案。現在アパートが建っている敷地の建て替え計画です。道路付けは南。収納系の要望があったので、4間角でダイニング1階、リビング2階の形でまとめました。道路が南とはいえ、一階の日照がさほど良くないと判断し、2階の光を1階に落とす計画としました。

西側の開口をふさいだ方が立面としてのまとまりはありそう。次回は完全な2階リビング型を試します。

新しいお仕事 房総K邸

新しいお仕事、房総K邸。ほぼ海岸沿いの敷地に建つ住宅です。 ご主人、奥さんの趣味はサーフィン、ボディボード。 前面道路も、海も東側。準防火地域で建ぺい容積は60/200、敷地面積は30坪ちょっと。都内みたいな敷地です。

南側に背の高い住宅があるので、01案は、屋根際ハイサイドライトから取り入れた光を家の中央吹き抜けに落とし、家全体を明るくする案を提案しました。
初回打ち合わせでは、波の状態を観察するためのテラスや、海から帰ってきたときのルート、ボードのしまい方などを中心に相談。いつでも風と波が感じられる家にしたいと思います。

国立N邸地鎮祭

11/7は国立N邸の地鎮祭でした。都内では初めての超高断熱住宅なので、施工は新住協の理事、岸野さんが社長を務める、超高断熱住宅に特化した埼玉県東松山の名門工務店、夢・建築工房にお願いしました。

耐震等級3の長期優良住宅で、 サッシはオール木製で、トリプルガラス。断熱は壁225㎜、屋根350㎜、一種換気のハイスペックな高断熱住宅となります。ご期待ください。

「5人の先生が教える一生幸せなエコハウスのつくりかた」にエコハウス大賞の新潟K邸掲載

エクスナレッジのムック「一生幸せなエコハウスのつくりかた」にエコハウス大賞の新潟K邸掲載されました。この本は歴代のエコハウス大賞受賞作と、審査員の先生方の考えをまとめた本。この本を読めば、日本の「エコハウス」の最前線がわかります。しかし、こういうふうにダイジェストでまとめて頂いたものを見ると、デザインと性能の両立は、どう考えても、まだ道半ば。エコハウス大賞はずっと続けるべきじゃないのと思いますが (ビルダーズでやるのは今回が今年が最後という噂です) 、皆さんはどう思われますか?

昨年エコハウス大賞を受賞した新潟K邸は12ページにわたって、たっぷり紹介いただいております。ぜひ書店にて手に取っていただければと思います。1200円と激安なので、プロアマ問わずお勧めです。

建築知識ベルックスの記事


先日、トップライトメーカー、ベルックスに行ってきたんですが、その模様が、最新号の建築知識で記事になっております。 併せて、エコハウス大賞の新潟K邸のトップライトもご紹介いただいております。
ベルックスに行った目的は新製品モックアップの見学。この新製品は勾配ゼロでも設置できるそうです。 フィックスで開けられないのですが、枠無しですっきりと納まりますので、いろいろ活用できそうです。

JIAのBulletinに寄稿

リオタ関本さんに頼まれたので、JIAのBulletin、「建築ウォームアップ」のコーナーに記事を寄稿しました。主として受注からファーストプレゼンまでのプロセスを7人の建築家が執筆してるのですが、みんなやり方が違って、なかなか面白く読ませていただきました。

須貝君送別会

10/1はスタッフ須貝(左から2人目)の送別会でした。須貝君は歴代所員の中では最も段取りが良い=仕事ができる、有能なスタッフでしたが、本人、20代のうちにコーヒーの焙煎を仕事にすることに挑戦したいそうで、3年働いてアイプラスアイは一旦卒業となりました。料理も得意だし、何をやっても器用にこなすので、コーヒー屋さんもきっとうまくいくことでしょう。不定期で田端でお店もやっているとのことなので、「須貝珈琲」で検索してみてください。

事務所しばらくは飯塚、脇屋、岨野、一級建築士3人体制となりますが、来年は代わりのスタッフ一人増員しようと考えていますので、引き続き設計依頼は歓迎です。

mokスクール無事終了

オープンハウスと重なった「mokスクール大阪」無事終了しました。写真はmokスクールのHPより拝借したもの。歌ってるようにしか見えませんが(笑。相模さんは歌にあきれて寝てる感じ)、一生懸命しゃべってきました。
今回は間取りじゃなくて、断熱がテーマということで、いくつかの事例を紹介しながら「内と外との境界部のデザイン」についてお話しさせていただきました。45分と短かったので、間取りの話は2分くらいでまとめました。

池尻A邸 オープンハウスは今週末9/21

今週末9/21オープンハウスの池尻A邸。バルコニーに手すりも付き、足元のコンクリートも仕上がりました。

1階の大きな土間玄関。階段のところには猫用の格子戸が入っています。1階のアクセントカラーは、少しだけエンジを感じる、なかなか素晴らしい色でした。土間の可動棚はロイヤルの黒いレールを使っています。

道路側の大窓は下枠が隠し框風になってるので、結構すっきりしてます。2階のアクセントカラーはべんがらや、さび止め塗装系の色です。天井の黒いブラケットはサラウンドのスピーカー用。 ご主人のこだわり。

奥様こだわりの大きなキッチン。今回は家具工事。引き出しレールはハーフェレ。壁面は大判の馬目地タイル。

3階は寝室。アクセントカラーはからし色です。建具はタモの突板に着色。

床は定番のオークラスティックグレード、120幅。植物オイル仕上げなので、結構濃い目でいい感じです。

今回は、当日飯塚出張中で連絡とりにくいので、金曜日中にご連絡いただければ、折り返しご案内お送りします。