北鎌倉O邸設計案

「百通りの過ごし方ができる家」という非常に現代的なテーマで設計している北鎌倉O邸、設計案がまとまりました。

ダイニングはカフェのような大テーブルがあるスペース。南西側に小テーブルスペース、書斎スペースがあります。

リビングはあえて壁で囲みました。アイプラスアイの吹き抜け側はスチール手すりが定番ですが、囲まれ感を出しながら線を減らすために、あえて腰壁に。

ダイニングとリビングの間は冷蔵庫食品庫のブースで空間を分節。吹き抜け周りもデパート1階の化粧品売り場みたいに空中に梁を飛ばして、吹き抜けの領域感を出しています。

大窓の前はベンチスペースに。気配を感じながらも家族が思い思いの場所で好き勝手に過ごせる楽しい家になっています。

外観はモノアイが特徴的な非対称切妻の外観になっています。

渋谷区U邸設計概要

渋谷区H邸の設計が固まってきました。都内一等地でありながら、マンションの駐車場で奇跡的に抜けがある敷地なので、その抜けを生かした2階リビングのトンネル型住宅として計画しました。新たな防火規制がかかるので、サッシはすべて防火仕様になります。道路から見えない側はシャッター付きの引違いを連窓に。

道路側はシャッターを付けるわけにもいかないので、引違いを上下に積んでデザインしました。車はなくても生活できる便利な場所なので、車を置かない代わりに、自転車置き場を確保、緑の前庭を設ける予定です。

クライアントは家にいる時間が長い方なので、ともかく2階リビングはワンルームの広々とした空間に。人の拠り所となる居場所をたくさん作ることがテーマ。大窓のある南西側は畳敷の小上がりにして、大量の収納も確保。

空中に梁を飛ばすと準耐火でボードでくるまないといけないので、中央に2本大黒柱だけがある構成でまとめています。屋根を剛床にして耐震等級3を確保。

一方、超高断熱要望もあるんですが、準耐火で付加断熱をするのは意外と大変です。スタイロ100MMの付加断熱、普段は開けっ放しのシャッターを評価して、ようやくUa=0.27。G3まで行くのはちょっと難しそうですが、一種換気の超高断熱住宅を目標に詳細を計画しています。

森大コラボ 津市Ym邸 設計概要

津市Ym邸は傾斜地に建つ住宅です。既存建物は2段擁壁のの上に建っていたんですが、危険なため上部擁壁および建物は解体、法面の丘を作り、その上に建設します。駐車場は一番高低差の小さい部分を切り開き、逆L型擁壁で計画します。

伊勢神宮や屋久島好きのお施主さん、普通は背の高い擁壁が必要となる北上がりの地形、というお施主さんと敷地の特徴を踏まえ、「伊勢神宮の別宮、荒祭宮のような、丘の上にある浮遊感のある象徴的な切妻、南に正対する平側面、奥に神聖な場所を置く動線、鬼門を低温にせず裏鬼門を高温にしない太陽の動き考慮した断面計画」などを提案したところ、喜んでいただけました。

1階リビングの計画です。東西には抜けをつくります。冬は太陽の熱だけすごす暖房のいらない家に。

2階中央は吹き抜けにして上階からも光を落とします。

高台で南の窓の日当たりが期待できる敷地です。屋根はHGW240mm充填断熱+ネオマ90mm付加断熱。壁はHGW105mm充填+ネオマ90mm付加断熱。窓は40平米弱ありますが、431でもG3クリアできそう。大型パネルを使うことになったので、断熱材種類は再検討予定。これも鎌倉寿さんに相談中で、パッシブハウス認定取得を目指します。

訃報のお知らせ

アイプラスアイ設計事務所の最初のスタッフである、大久保麻基さんが11月2日、くも膜下出血で急逝されました。私より一回りも若い門下生の、あまりに突然の訃報に接し、悲しみに言葉もありません。謹んでご冥福をお祈りいたします。

大久保麻基さんは、弊事務所卒業後、2012年に自身の設計事務所、アトリエKUKKA(クッカ)一級建築士事務所を開設。8軒の美しい住宅を設計されました。盆暮れの弊事務所の集まりにはいつも参加いただき、新しい住宅が完成するといつも報告をくれました。真っ直ぐで裏表のない本当に素晴らしい方でしたが、優れた建築家でもあり、設計した住宅の何軒かは雑誌や海外の建築系WEBサイトに掲載されています。ご主人によると、「浦和S邸竣工後、夏バテ気味で(元々毎年夏は苦手でしたが)、新規のご依頼はお断りしてゆっくりと八ヶ岳自邸を手がけ始めていたところでした。」とのことです。

なお、葬儀はすでにご家族だけで執り行われています。現在ご主人は実家に身を寄せられており、練馬の自宅兼事務所は退去される予定とのことですので、ご家族へのお悔やみは下記にお願いできればと思います。

大久保 隆史さん takashi.ohkubo74@gmail.com
〒273-0042 千葉県船橋市前貝塚町1008-22 

北区N邸オープンハウスのお知らせ

来る2021年10月23日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、北区N邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでお知らせします。

北区N邸は、公園に面する敷地に建つ住宅です。屋根は軒なしの切妻。2階内部の構造体は表しです。耐震等級3、UA値0.42(HEAT20G2)、県産材を利用した長期優良住宅となっております。

見学は予約制です。
コロナ対策+汚れ防止対策として、マスク・手袋の着用お願いします。また、当日体調の優れない方の見学はご遠慮ください。

年齢にかかわらず、お子さんでもマスク・手袋着用しないと入場できません。大人用手袋はこちらで用意いたしますが、お子さんの、マスク・手袋は必ずご持参ください(マスク・手袋のないお子さんのご家族は、ご夫婦交代での見学をお願いいたします)。

また、引き渡し前の案件に付き、お子さんが走り回ったり、壁にぶつかったり、扉を乱暴に閉めたりしないように、お子さんは抱きかかえていただくか、常に手をつないいただくか、ご夫婦交代で見学いただければと思います。また、階段を降りる時、お子さんは手すりでなく壁側を触りながら降りる傾向があるので、その点もご注意いただければ幸いです。

なお、同時見学が3組以下になるよう、来場時間を調整させていただくことがあります。

・10:30~11:00・
・11:00~11:30・
・11:30~12:00・
・12:00~12:30・
・12:30~13:00 ・
・13:00~13:30・
・13:30~14:00・
・14:00~14:30・
・15:00~15:30 ・
・15:30~16:00・

■住所:埼玉県さいたま市北区本郷町
■日時:2021年10月23日(土)、am10:30~pm4:00
■最寄駅:土呂駅から徒歩15分
■車の場合:コインパーキングなどご利用ください。

■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

見学会は完全予約制となっております。見学希望の方は、お越しになるお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。

逗子S邸youtube動画

建築系ライターの松川絵里さんに撮っていただいた逗子S邸のyoutube動画が公開されました。

松川さんのyoutubeチャンネル、「Cozy Houses in Japan」は5月末に開設、2か月半でチャンネル登録者が1万人のお化けサイトです。開設以来、建築家の自邸シリーズが続きましたが、今回、チャンネル初の一般のお客様の家として取材いただきました。自力施工の外構の他、ご主人こだわりの照明や家具のコレクションは見ものです。ぜひご覧いただければと思います。

「設計上手の美しい外観ルール110」

建築知識ビルダーズ45号「設計上手の美しい外観ルール110」発売されました。前号で私の連載「カタチが決まるまで間取りを描くな」は前号で終了したんですが、今号は1000軒以上のインスタ投稿から掲載住宅を選ぶ審査員として参加させていただきました。考えてみたら、審査員は初ですね。審査員は各自ばらばらに選んでいるので、伊礼さんや堀部さんとかなり重複がでてしまいましたが、先入観なしに選んだので、これから有名になっていくであろう実力のある設計者も何組か発見できたように思います。ぜひご覧ください。

空間の形状は屋根で決まる

流山K邸、同じ間取りで異なった屋根のかたちを検討しました。屋根のかけ方次第で、外観もで内部空間も大きく変わりますから、この検討は家づくりの中で最も重要なプロセスです。

01案は真ん中にペントハウス作っていたが、屋上テラス下の出っ張りが気になるというご意見を頂いたので、ペントハウスを片寄せにした案。思ったより切妻感が出ないし、かなり線がごちゃごちゃしてKさん好みではない感じ。

上記案もう一つスッキリしないので、いっそペントハウスなしにしてはどうかと思って作った案。まとまりはあるものの楽しさとしてはどうか。上空に視線が向く感じがなくなるので、北側が隣家に囲まれる敷地としてはやや鬱陶しさがある感じ。中央の柱と北側ファサードのフィックス窓との相性も良くない。

屋根の勾配方向を変え、差し掛け屋根にして、一部ロフトを設けた案。天井面が明るくなり、空を向く感じもある。敷地との相性はもっとも良さそう。屋根段差部の耐力壁は階段の方向を変えてコボットで逃げれば長期も問題なさそう。

浦和Y邸オープンハウスのお知らせ

終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。

来る2021年4月11日の日曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、浦和Y邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。

浦和Y邸は、道路側コーナーに特徴的な窓を配置した、3寸勾配切妻屋根の住宅です。リビングは1階。道路付けが西で南の庭が大きくとれないため、家の中央に吹き抜けを大きく設けて、2階の窓の光を1階のリビングに落とします。一階の天井は梁あらわしで、2階の天井はツガの羽目板です。インテリアは、素地の木とややベージュ系の漆喰を組み合わせた初々しい仕上がりになっております。
また、浦和Y邸は、耐震等級3、UA値0.4(HEAT20G2)、床下エアコンを設置した長期優良住宅となっております。

コロナ対策+汚れ防止対策として、マスク・手袋の着用お願いします。また、当日体調の優れない方の見学はご遠慮ください。

年齢にかかわらず、お子さんでもマスク・手袋着用しないと入場できません。大人用手袋はこちらで用意いたしますが、お子さんの、マスク・手袋は必ずご持参ください(マスク・手袋のないお子さんのご家族は、ご夫婦交代での見学をお願いいたします)。

また、引き渡し前の案件に付き、お子さんが走り回ったり、壁にぶつかったり、扉を乱暴に閉めたりしないように、お子さんは抱きかかえていただくか、常に手をつないいただくか、ご夫婦交代で見学いただければと思います。また、階段を降りる時、お子さんは手すりでなく壁側を触りながら降りる傾向があるので、その点もご注意いただければ幸いです。

なお、同時見学が3組以下になるよう、来場時間を調整させていただくことがあります。

・10:00~10:30 
・10:30~11:00 
・11:00~11:30 
・11:30~12:00 
・12:00~12:30 
・12:30~13:00  
・13:00~13:30 
・13:30~14:00 
・14:00~14:30 
・14:30~15:00
・15:00~15:30 
・15:30~16:00 

■住所:さいたま市浦和区領家4丁目
■日時:2021年4月11日(日)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:北浦和から浦31系統バス「領家」下車徒歩6分程度。
(バス本数多いです)。徒歩だと21分かかるのでバスがお勧めです。
■車の場合:浦和住宅展示場付近にコインパーキングが複数あります。

■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

見学会は完全予約制となっております。見学希望の方は、お越しになるお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。

津市F邸の設計と実測の検証

時間が足りず半端になっちゃったビルダーズのB-live津市F邸のホームズ君コーナーを再集録した動画です。常時微動検査で建物の揺れにくさも確認。温熱はシミュレーションと実際のデータがかなり近いことがわかります。かなりマニアックな内容で設計者が一番楽しんでますが、youtubeを見まくってるプロ施主の皆さんなら理解できる内容でしょうか。ぜひご覧ください。

工務店設計塾 第3回

工務店設計塾第三回は2021年1月/21、22無事終了。

今回のテーマは「構造と断熱」です。演習課題は自社プロトタイプとしての販売型モデルハウスということにしました。販売型のモデルハウス(または引き渡しを一定期間遅らせ、その間工務店がモデルハウスとして借りるショーハウス)は、住まい手側も通常より安価に家を手に入れられるということで、工務店顧客双方が利益を得られるビジネスモデルです。オーガニックスタジオ新潟など、先進的な工務店はこの手法をよく採用しています。

道路付けは南で西に児童公園のある敷地ということにしましたが、敷地は参加者共通でなく、参加者の会社から30分以内の住宅地という設定。なので地域性を踏まえたプログラムで各自提案いただきました。

鈴木建築 伊藤さん。児童公園の広がりを評価し、南西側に開く構成にしていますが、リビング上部吹き抜けからの採光を考慮しているので、日当たりの良くない敷地でも建設可能なモデルになっています。階高軒高は限界まで下げる、下屋の奥行きは集熱とたまり感を同時に考慮、上下階を庇で分節、平屋プロポーションをつくる・・・などなど、講義内容を完璧に反映したプランになっています。脱衣室からデッキのつながりもいいですね。玄関ドアを既製品で書いてしまった(笑)以外は、プロトタイプとしてほぼ文句のつけようがない案になってるのではないでしょうか。

リボーン 塩原さん。リボーンはカーポート要望の多い長野県の会社です。アルミのかっこ悪いカーポート作るくらいなら、建築工事でガレージを作ってしまえということで、塩原さんは母屋に平屋のガレージ棟を併設した分棟形式の提案でまとめました。プロトタイプは総二階の出っ張り引っ込みのない、おとなしいボリュームになることが多いわけですが、別棟を作ることで、その単調さを回避、結果的に中庭という中間領域を生み出しています。ガレージ棟は車をどければ、中庭と一体となっていろいろな半屋外イベントにも対応できそう。
母屋の方は冬期集熱がうまくできそうな、南に窓の多い構成。付加断熱の本格的な超高断熱の仕組みも考えた、とても楽しげで情熱的な提案になっています。

相羽建設 中村さん。今回、すでに会社がプロトタイプ持ってる人は、自社プロトタイプと違う提案してくださいということにしました。相羽さんは「木造ドミノ」という長方形総二階のモデルハウス持っているため、中村さんは普段やらないL型の構成でまとめてくれました。外観は片流れのシンプルなボリュームをL型に折った形。窓は同型のものを繰り返す横ライン強調型でうまくまとめています。玄関位置をあえて端部にとったので、廊下的な空間が多くなってしまいましたが、玄関位置を中央付近に持ってきて、L型の付け根の構造に配慮すると、間取りはぐっと良くなりそうな感じです。

ニコハウス設計室 鈴木さん。鈴木さんは毎度、飯塚流の設計法を踏まえた、楽しげな計画をしてくれます。今回は、妻入りの大屋根の構成でまとめていただきました。パッシブハウスの設定で、南は凹凸なし外付けブラインド付きの大開口。公園側には土間やデッキの空間がある楽しけな中間領域が広々とってあります。日射遮蔽や取得を考慮すると平入りが基本になりますが、妻入りとしてPRするのはモデルハウスとして良いと思います。2階の間取りは、小屋裏がうまく利用できていないところや廊下が出ちゃったところがいまいちですが、1階はなかなか楽しげにできているということで、飯塚賞とさせていただきました。

木の香前川、川瀬さん。木の香は富山の会社です。ニーズの高い雪対策を、川瀬さんは2階リビングのピロティ形式のガレージで解きました。2階リビングからは南東方向に立山連峰のビスタ望めるということで、積極的に開口しています。プランは中央に階段と玄関をおいた明快な構成。敷地の読み込みと課題の捉え方が適切ということで鈴木賞を受賞されました。

その他のみなさんも、3回目ということで確実に進化していますので次回も楽しみです。

工務店設計塾 第2回

2020年12月工務店設計塾第二回無事終了。

今回の座学のテーマは「形態と窓」、ついでに私の方からは中間領域の話をして、鈴木先生には田の字平面の設計手法のお話をしていただきました。
前回の演習課題は厳し目で皆さんストレス溜まったような気がしたので、今回はどーんと15m角の南東の角地に立つデザイナーの家ということにしてみました。周囲から見られる角地で、施主からも周囲の家とは一風違う家を求められているという設定です。また、広い敷地を楽しめる6坪程度の中間領域を設ける条件もついています。

相羽建設 中村さん。伊礼智さんや小泉誠さんのモデルハウスを持つスーパー工務店勤務の、中村さんは、相羽スタイルを完全にマスターしていることは1っ回目の課題でわかったので、会社のスタイルと異なったものを設計するということを毎度課題させて頂いてます。今回の中村さんの案は広い敷地を生かした、4つの庭のある平屋コートハウスの提案でした。4つの庭にこだわりすぎて、南西角がちょっと窮屈な感じがしますが、南東の屋根が抜けたコート部分は非常に楽しそうにできていますし、立面も格好良くまとまっています。短時間でいつもやってることと全く違う案をうまくまとめあげたということで、飯塚賞とさせていただきました。

リボーン 塩原さん。堀部さんの鎌倉山の集会所を彷彿させる、軒の低い平屋の提案です。角を45度に落とした八角形の平面とするという独自の方法で角部分に中間領域をつくり出しました。座学のレクチャーで説明した通りの、水平性を強調する軒の低い平屋のフォルム、は実際このまま作っても格好良くまとまるはず。中央にあえて収納を設けるのは、光の取り込み方としては面白いけど、広がり感がいまいちなので、収納は普通に周りの部屋に分散したほうがいいのかなとは思います。トータルなバランスの良さが評価され鈴木賞を受賞されました。

鈴木建築 伊藤さん。非常に完成度の高い提案です。角地ということで、南東に向かうL型の平面とし、全体を平屋と2階の組み合わせで解いた案です。池辺陽さんの石津邸のように西側に細長くでた腕に沿って、室内まで庭の景色を引き込むような計画になっています。塀を回したことで角地を捨てちゃってるように見えるところが残念なところ。バラガンやミースのみたいに隙間を開けながら壁を回せは、庭をもっとおおらかに取り込む事もできたかもしれません。

オーパススタイル寺内さん。急勾配の象徴的な大屋根で角地の風景を作る提案です。屋根から覗く窓の表情などは、とても独特な面白い表情をつくっています。寺内さんは、部分に楽しげなストーリー、エピソードを盛り込むことが非常にお上手なんですが、部分から全体へという設計スタイルなんで、今回は屋根が3ブロックに別れてしまいました。計画もややこじんまりしてしまっているので、方形の大屋根ではなく、寄棟の大屋根にしてまとめれば、とても面白い提案になったんじゃないかと思います。

アシストプラスアルファ武部さん。片流れ屋根総二階の四周に下屋を回した住宅です。南に寄せた配置はちょっと変なので、北寄せ配置が自然です。あと、比較的急勾配の下屋を回した形なんで、2階建て部分はやはり急勾配の寄棟にしたほうが、形態的なまとまりが出るような気がします。せっかく四周を下屋が回る構成なのだから、玄関部分もちゃんと下屋を回したほうが良かったと思います。下屋空間が楽しそうにできてるだけに、いろいろ惜しい感じがしました。

八景島K邸オープンハウスのお知らせ

来る2021年1月30日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、八景島K邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。

マスク・手袋の着用お願いします。年齢にかかわらず、お子さんでもマスク・手袋着用しないと入場できません。大人用手袋はこちらで用意いたしますが、お子さんの、マスク・手袋は必ずご持参ください。(マスク・手袋のないお子さんのご家族は、ご夫婦交代での見学をお願いいたします)。また、当日体調の優れない方の見学はご遠慮ください。
なお、密にならないように来場時間を調整させていただくことがあります。

1/29日現在、11:00~11:30は満員です。

・11:00~11:30  
・11:30~12:00 
・12:00~12:30 
・12:30~13:00 
・13:00~13:30 
・13:30~14:00 
・14:00~14:30 
・14:30~15:00 
・15:00~15:30
・15:30~16:00
・16:00~16:30 
・16:30~17:00 

■住所:横浜市金沢区柴町
■日時:2021年1月30日(土)、am11:00~pm5:00
■最寄駅:金沢シーサイドライン 海の公園柴口 徒歩6分 
■車の場合:コインパーキング、スーパー駐車場が近くにあります。
 
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
 mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

見学会は完全予約制となっております。見学希望の方は、お越しになるお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。