葉山Q邸 配筋検査&打設


葉山Q邸配筋検査10/4、本日10/9耐圧版の打設でした。今回のスラブ筋はd13@150なので、かなり密な感じ。平面が舟形なので鋼製枠じゃなくて、パネコート枠でやってます。


水セメント比55%以下、スランプ15がアイプラスアイ仕様。JIS工場だと温度補正無しで呼び強度は27になります。この日のスランプ値は16でした。

妙蓮寺T邸上棟


妙蓮寺T邸8/31上棟しました。台風が来るということで、2日間、村木棟梁+大工6名(森兄弟、狩野、石倉、横田他)でルーフィングまでやっつける作戦でした。切妻屋根の中央を起こした北向きのペントハウスが、メチャクチャ効いてます。

加えて2階中央の吹き抜けからは、南側からの光も期待できるから、どこにいても上から光が降り注ぐ形になるはず。南は自分の庭。崖地なので東も北も開けています。


屋根は今回充填断熱。登梁の上に厚物合板を張って剛床とし、その上に通気垂木を流します。軒の出けらばの出は通気垂木で持ち出します。ペントハウスのところは三宿N邸と同じ屋根納まりで、監物板金と打ち合わせ済みです。


ペントハウス部分は、一般部屋根より、屋根をちょっと高くしなければならないというのが、いつも申請出す「確認サービス」のルール。最上部踊り場だけじゃなくて、ペントハウス用階段部からこのルールが適応されるので、こんな具合にちょんまげ状の出っ張りになってます。この部分梁は2段にして、全ねじのパネリードを景気よく打って納めています(1枚め写真参照)。

 

葉山Q邸地鎮祭


来週末、青木工務店と契約予定の葉山Q邸、お施主Qさまご家族、アイプラスアイ飯塚、青木社長・金子さん・山田さんというメンバーで、9/5地鎮祭を行いました。建物は地縄の通り6角形。船みたいな住宅になります。
監督はベテラン山田さん、棟梁は狩野さん(予定)なので早くも安心です。

毎年恒例 グループ展のご案内


今月末 8/31(金)から9/2(日)まで、新宿の全労災ホール展示室にて、毎年恒例の絵のグループ展があります。いろいろな大学の美術系サークルから集まったグループですが、今年は卒業28年目。今回、飯塚は風景画に挑戦しました。


土曜日午前中は打ち合わせのためおりませんが、その他は在廊する予定です。お時間あれば是非お立ち寄りください。

今週末8/25は千葉寺N邸見学会です

今週末オープンハウスの千葉寺N邸。

ようやく足場も取れました。外観はかわいい感じでまとまりました。あと残りは、駐車場舗装と2階のデッキ。植栽は竣工後です。


吹き抜けにはflameの照明がつきました。Nさんこだわりの一品です。吹き抜けの手すりとも雰囲気あってますね。グレイ系のアクセント壁との相性も良いです。ちなみに千葉寺N邸は格好だけ考えてつくった風ですが、UA値0.53(YKKサッシデータによる計算)、夏季η値は2.1、1次消費エネルギー等級5やヒート20G1をクリアできる性能を持った住宅になっております。
いまのところ、ゆっくりご覧いただけると思います。お誘い合わせの上お越しください。詳しくはこちらをごらんください。

千葉寺N邸オープンハウス

来る8月25日(土曜日)、建主様のご厚意により、i+i設計事務所で設計監理を致しました、千葉寺N邸のオープンハウスを開催できることになりましたのでお知らせします。

千葉寺N邸は寺社の多い静かな住宅街に建つ住宅です。平面は3間×5間の長方形。屋根はシンメトリーな切妻。つながった窓が独特な超シンプルな外観となっています。室内は樹脂サッシや屋根の厚い外張りXPSで断熱性を高め、間仕切りを最小限にしてシンプルに構成。建物長手方向にとった「抜け」によって、広がりを生み出しました。外壁は杉板の目板張り、内外とも天井は木で、ローコストながら、それを感じさせない筋の通った建築に仕上がっております。お誘い合わせの上お越しいただければ幸いです。

なお、見学会は予約制となっております。お名前、ご連絡先、ご見学の人数、お越しになる大体のお時間、家づくり予定者・設計者・施工者・OB・その他の別、を下記までご連絡ください。折り返し詳しい住所お知らせします。

  • 住所:千葉県千葉市中央区
  • 日時:2018年8月25日(土)、am10:00~pm4:00
  • 最寄駅:京成千原線千葉寺駅から徒歩12分
  • 最寄駐車場:デイパーク千葉葛城第1(千葉市中央区葛城1-9)
  • 手袋の着用お願い致します。(手袋はこちらで準備致します)
  • お子様でも手袋をされない方はご入場できません。(お子様用の手袋をできるだけご持参ください)
  • ご連絡先: アイプラスアイ設計事務所  飯塚 豊
  • mail: yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
  • 当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488

※建築関係者の皆様は、飯塚の師匠、大高正人氏が設計した千葉県文化会館(建築学会賞)、同図書館(docomomo登録建築)も併せてご覧いただければと思います(千葉寺N邸より徒歩13分)。

伊賀の家 色彩検討


伊賀の家、外壁仕上げ色再検討中です。今日は、画像編集ソフトで周辺建物も含めた色彩計画を検討しました。これが現在工事中の状態。


完成イメージ。外壁の杉板は、田舎なので(ここは猿野(ましの)という地名なんですが先日リアルで猿見ました)もろ木の色だと埋没してしまうから、あえて、やや人工的なちょっとオレンジっぽい色で着色します。しかし、背景となる建物(森大建地産の本社屋と倉庫)が目立っているのが気になりますね。


仮に背後の建物を黒っぽく塗装すればこんな感じになって、背景建物と黒々とした山々が一体に見えてくるはず。


さらに、黒い背景建物の足元を緑化すれば、計画建物群との間に距離も生まれるし、背景建物の存在感は薄れそう。


近景にも緑を入れて、らせんに逆巻いていく動線を演出したいですね。

松戸N邸、雑誌LiVES100号に再登場

LiVES100
松戸N邸、100号記念「もう一度訪ねたい!あの家はいま?」のコーナーに掲載いただきました。過去17年の誌面を代表する、5つの事例のひとつとして選んで頂いているということで、大変光栄です。
築7年なら物があふれるのが普通かと思いますが、N邸のインテリアは訪れるたびに美しく進化し続けています。
ぜひ書店にてお手にとっていただければと思います。

 

千葉寺N邸 大工工事完了


千葉寺N邸、大工工事ほぼ完了。あとは2階のデッキ工事だけです。軒天・破風の塗装、半丸樋の吊り込み、フード付け、外回りシールが終わったら足場解体します。外壁のウッドロングエコは、結構日が経ってますが赤みが出てないですね。


大工さん造作の家具工事も終わってます。自分で言うのもなんですが、プロポーション良いですね。現状ちょっと和風な表現ですが、色が入ると雰囲気変わるはず。


キッチンも大工さんの作。ラワンランバーでつくっています。キッチンの窓は中桟なしでスッキリと(キッチンは物が多いので、できるだけ要素を減らし、スッキリ見せるのがコツなのです)。ちなみにAPW330の場合、1690ワイドのすべり出し窓はH570が作れないで、高所すべり出し窓のチェーンを折れハンドルにして使っています。


1階の天井もラワン。リボスで塗装予定です。室内干しスペースには、常設でスチールのバーを付けました。乾太君と同様、最近よく要望される人気アイテムです。

学芸大学H邸


新しいお仕事、学芸大学H邸。お施主はつくばN邸ご主人のお友達です。道路付けは南、間口約5.4mの細長い敷地です。2方向に1種高度斜線がかかります。
01案は車の駐車スペース確保と、各種斜線を考慮して、四角いボリュームの各部を斜めに切り落とした、有機的な形態でご提案しました。


床は3層構成で2階リビング型。建物間口は4.095mあるので、階段は短辺方向に納めます。準防火もかかるので、2階の南はシャッター付き引違い。シャッターボックスは軒天に収納。コボットで2階は全面開口にします。

【建築求人情報】スタッフ・長期アルバイト募集:i+i設計事務所


募集概要

  • スタッフ・長期アルバイトを募集します。
  • 若干名。約2年ぶりの募集となります。
  • 希望者はメールにてご連絡ください。yutakaiizuka@gmail.com
  • なお、応募前に拙著「新米建築士の教科書」「間取りの方程式」は必ずお読みください。

対象者

  • 経験者優遇。性別問いません。比較的若い方。
  • 建築系大学、建築系専門学校卒業(見込)の方。
  • 弊事務所の仕事に共感し、何としてでも弊事務所に入所したい方。
  • スケッチアップ、JWCADが使える方(試用期間中習得でも可)。
  • 弊事務所は、センスより知識を、絵の巧さよりコミュニケーション能力を、高く評価しています。

事務所の特徴

  • 現在はスタッフ4名、アルバイト約2名が働いています。
  • 当事務所は、木造住宅を得意とする設計事務所です。木構造、各種構法、高気密高断熱、省エネ、コストコントロール、現場監理といった技術分野も得意としています。
  • その他の特徴は事務所HPの「よくある質問」にまとまっています。
  • 過去の設計監理事例はこちら。約70軒の実績があります。
  • 雑誌掲載履歴はこちら
  • 代表者の好きな建築物はこちら

メリット

  • 当事務所は体系的なデザインメソッドを持っています。詳しくは拙著「新米建築士の教科書」を御覧ください。
  • 2018年6月現在は、6軒の設計と、5軒の現場(うち2軒は工務店コラボ)が動いています。短期間に沢山の住宅の設計および監理に携わることが可能です。
  • 過去のスタッフのうち2名が独立し、自分の事務所を開設しています。

待遇

  • 給与はお問い合わせください。
  • 4大出無資格新卒で17万から。経験考慮。
  • 雇用保険、労災保険あり
  • 建築士有資格者は、手当あります。2級以上1万円。
  • 昇給:年1回。
  • 勤務時間、10時~21時
  • スタッフは土日祭日原則休み(お客様打ち合わせ時のぞく)。
  • 休暇、年末年始、夏季、その他
  • 有給ですが試用期間あります
  • 昼食・夜食、材料費支給(まかない形式でスタッフが作っています)

妙蓮寺T邸擁壁打設


妙蓮寺T邸擁壁打設。監督と生コン車の運転手除くと5名。型枠叩く人もいます。通常2名程度の住宅基礎の打設より大勢ですね。


底版と立ち上がりの入隅ハンチ部部分にも単管パイプ1本流して、斜めに押さえています。


ノロが出るとジャンカになるので、一液ウレタンをノロ留めにしてます。

新潟K邸大工工事大詰め

オガスタコラボ第二弾、新潟K邸は月末の木完にむけて、大工工事大詰めです。秀監督に写真を送っていただきましたのでご紹介。


外部は足場外れました。北側のファサードは2階ウッドロングエコ、1階焼きっぱなし焼杉のツートンで浮遊感を出しています。柱は黒くなると保護色で寂しいので焦げ茶系の塗装にしました。


リビングからダイニング(1階)子供室(2階)を見たところ。天井はすのこ状の吸音天井です。屋根の勾配方向に材を流してるのが設計者のこだわり。上昇感が生まれますからね。


壁と天井が幾何学的に噛み合います。庭側の窓際ベンチは外部のデッキを同レベルで繋がります。アイプラスアイの定番手法。


トップライトまわりの多面体天井部分。光をうまく回り込ませる工夫です。図面はCGで検討しながら頑張ればかけるけど、材料には厚みがあるので、こんなふうに稜線が一点に集まるように施工するのはめちゃくちゃ大変なはず。素晴らしいですね。


壁から片持の階段もできました。蹴込み板下部をしゃくって、段板を差し込んでいるんですが・・・


蹴込み板上部は、蟻状のななめ勾配がついてます。荷重を受けて蹴込み板が回転しようとすると段板に引っ掛かかる=段板が引張り材になるイメージですかね。このように、見えるところも見えないところも、スーパー監督とスーパー大工さんのおかげで、とても素晴らしい仕上がりになっております。

妙蓮寺T邸擁壁工事など

昨年5月に始まった妙蓮寺T邸は最近では最も苦労した案件です。傾斜地擁壁がらみでコスト調整が大変な上に、線形の不明な位置指定道路と2項道路に接するということで、設計も遅々として進みませんでした。測量や競技を繰り返して道路が漸くクリアになり、一年経過してようやく擁壁工事が始まったところです。


これは、3月16日解体が終わった時の写真。擁壁はモルタル仕上げ風ですですが中はガンタ積みと呼ばれる、瓦礫を積んだもの。見事にヒビが入っていますね。敷地境界ギリギリですから救済は不可能で、この擁壁は解体ということになりました。


6月5日、擁壁をぶっ壊し、新たなL型擁壁作るために掘削したところです。底版下は硬い関東ローム。でも掘削してゆるくなってしまう&更に下の崖からの安息角が満たせないので、建物は鋼管杭を打ちます。


6月20配筋完了。擁壁の上が少し法面があって建物です。擁壁は横浜市のハンチ付き標準断面で配筋してます。ハンチ部の型枠どうやって据えるんですかね?
擁壁の左側の細い部分が位置指定道路です。


6/21底版の打設状況です。なんかスケール変ですが。