市川T邸は、静かな住宅街に建つ、ウッドロングエコ杉板外壁の住宅です。1階南は古いアルファロメオジュリアを入れるビルトインガレージ。ボックスがダサいので、ガレージのシャッターは内付けにし、ガレージ、玄関、寝室の前には半間の庇を出しました。
もう一つの特徴はピアノ室。マンション暮らしで現在は諦めていましたが、新居では奥様が家でピアノ教室ができるように。
長期優良住宅よりも、楽しさ優先というお客様だったので、スキップフロアを久しぶりにご提案しました。リビングとダイニングは階段4段分=880mmずれて、室内のあらゆる部分がワンルーム状につながっています。
窓は正方形モチーフで統一。床は西南桜のフローリング。「フローリングの部屋で、天井が羽目板だとくどい、むしろ合板がいい」というご意見いただいたので、天井はシナ合板に。
ダイニングの隣には、屋根のない屋外空間=中間領域が設けてあります。洗濯物は洗濯機が配置されたキッチン隣のユーティリティにも干せますが、ここで屋外干しも可能です。