葉山Q邸 今日の現場

逗子S邸は3/30オープンハウスですが、車で15分くらいの距離にある葉山Q邸は来月末の竣工を目指し急ピッチで現場が進行中です。


足場はもう外れていて、舟形の特徴的な平面が立体として見えてきています。舟形平面なので屋根は台形平面を2枚切妻型に組み合わせた形になります。


葉山Q邸の外壁は既製品ではなく、青木工務店オリジナルの目板張りの焼杉。お施主Qさんも焼杉づくりに参加されています。かなりワイルドな表情。


南側立面。左半分は耐震要素としての壁で壁長はcos^2θで評価しています。右半分はバルコニー。西側の屋根ドーマー窓の部分からは海がちらっと眺められます。


北側は左半分が壁で、右側2階が大きな開口部です。海方向道路に沿った抜けを生かす窓です。


1階の寝室。多角形平面の面白い部屋です。天井は梁あらわしですが、グレイの塗装はQさんご主人の施主工事です。内装左官工事もなんとお施主Qさんの施主工事。パテ処理からQさんがやってます。


2階は等ピッチで並ぶ垂木が美しい空間です。この天井および垂木塗装も施主工事。脚立足場では危ないので、積算段階から足場費用をみておきました。


2階南側の部屋はリビングダイニングです。左手がベンチと同レベルとなるバルコニー。正面はダイニングで手前が対面キッチンとなります。狩野棟梁はこの現場が終わると、OGの建築家大久保さんの現場に行くらしいです。


2階北側の部屋は奥様のアトリエ予定地。台形の開口部は複数の窓を組み合わせ、一つの大きな窓に見せる作戦をとっています。といっても一つ一つの窓も結構大きいんですが。

アトリエ北側、ロフトに上がる片持ち階段もできました。なかなか大変な工事ですが狩野さん、Qさん頑張ってください。

逗子S邸オープンハウス

来る3/30の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、逗子S邸 https://iplusi.info/category/blog/zusi-s/
のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。


逗子S邸は山を背負う50坪の敷地に建つ、5人家族のための住宅です。外部はシンメトリーな切妻屋根+黒い焼杉という、シンプルな表現になっていますが、内部はシークエンスに沿って、複雑で多様な空間が展開する有機的な構成になっております。今回、設計当初から建主さんと飯塚の目標は完全に一致しており、結果、完成度の高い住宅が実現できたと思います。ぜひこの機会に実際の空間を体験頂ければと思います。

■住所:神奈川県逗子市久木
■日時:2019年3月30日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:JR逗子駅より徒歩14分
■車の場合:近くの施設をご紹介しますのでご相談ください。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
■当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488


なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。当日飛び入りの方は、飯塚携帯090-6156-7488まで、直接お電話いただければ幸いです。(当日、事務所の方には誰もおりませんのでご注意ください)


屋根は剛床で垂木あらわし、壁は色付きのしっくい、床はメルバウ無垢材です。サッシは意匠と性能の両方取りをするために、リクシルのサーモスXトリプルガラス。家のシンボル北面のフィックス窓はW1235*H2430。屋根断熱はネオマの100mm。UA値はHEAT20のG1とG2の中間値ややG2より、0.50です。


ロフトに至る階段下にはトイレが隠されています。階段は右側がスケルトンになっています。キッチンシンクカウンターの天板はウォールナット無垢材。


1階は全体が見渡せない空間にしていていますが、家具の上が抜けていて、天井面は大きくつながっています。木建具は通し手掛け、青木さん自社工場製作のバーチのフラッシュです。