飯能K邸木天井張り

飯能K邸ツガの天井張りあがりました。小畑棟梁、目地のコントロールが大変だったと言ってましたが、とても素晴らしい仕上がりです。塗装は初々しい感じが残るよう、濡れ色にならない塗料で塗装しました。
この家、1階は14.2坪、軒も低く、1階の階高は2255mmしかないのですが、屋根勾配は8寸でエアーボリュームは十分。ちっとも狭い感じはありません。架構そのままの気持ちのいい空間になっています。

2階に上がる階段の下地もできました。階段の下には洗濯機と収納をおさめます。小畑棟梁は今月中に家具と外壁を仕上げることになっています。引き続きよろしくお願いします。

池尻A邸 電気打ち合わせ

5/26は電気打ち合わせで池尻a邸行ってきました。屋根はルーフィングまで終わってます。2方向に勾配のついたステルス形状。

3階は屋根の形がインテリアに現れます。小屋裏階という雰囲気。

2階は道路側が3間分の開口になる開放的な空間です。

1階は大きな土間が特徴です。サッシは3枚引きのサッシに防火シャッターをつけました。

大きな吹き抜けはありませんが、階毎に雰囲気が変わる楽しい家になっています。

葉山Q邸オープンハウス

来る2019年5月25日の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、葉山Q邸
https://iplusi.info/category/blog/hayama-q/
のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。 
葉山Q邸は、森戸海岸を望む敷地に建つ、舟のような形をした住宅です。外壁は工務店の裏庭で焼いたオリジナルの焼杉。2階リビングのインテリアは美しい印影をつくる垂木構造の船底天井が特徴です。左官、塗装、クロスはすべてお施主のQさんが施工しました。

■住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内
■日時:2019年5月25日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:JR逗子駅または京急新逗子駅よりバス10分(本数は多いです)、バス停より徒歩7分
■車の場合:敷地隣にコインパーキングがあります。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。

DK部分は台形平面の屋外スペースと室内ベンチが同レベルで繋がります。壁左官がグレイになったら、柱・梁・垂木が素地みたいに見えてきましたが、淡いグレイで施主塗装してます。

奥様のアトリエ側。海方向を望む台形の大窓が手招きしてます。壁をなめる光が綺麗です。ロフト部分は床がすのこになっています。

個室、トイレ、脱衣室など、人の出入りのある戸は框戸にしています。寸法特注できるメーカーものを使用。

平面が舟形なので屋根は台形になります。斜めのところは水が垂れるので、唐草一体型の樋を制作しました。

浦和M邸オープンハウス

来る5/18の土曜日、建主様のご厚意により、アイプラスアイ設計事務所で設計監理いたしました、浦和M邸
https://iplusi.info/category/blog/urawa-m/
のオープンハウスを開催できることになりましたのでご案内致します。
浦和M邸は、日当たりの良い敷地に建つ、ご夫婦のための住宅です。外観は、2階リビングの前面に広がる「空中のデッキテラス」と1階玄関前の「中庭」を、「大屋根」で囲い込んだ特徴的なかたち。内部では、2階の和室とリビングの内向きの縁側が、小上がり状になって空中のデッキテラスと同レベルで繋がります。デッキに大きく開いた南向きの窓は、冬場は太陽の熱を有効に取り込みます。

■住所:埼玉県さいたま市緑区原山
■日時:2019年5月18日(土)、am10:00~pm4:00
■最寄駅:JR浦和駅よりバス7分(本数は多いです)、バス停より徒歩2分
■車の場合:敷地周辺にコインパーキング、コンビニ、電気店などがあります。
■ご連絡先:アイプラスアイ設計事務所 飯塚豊
mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp
■当日連絡先: 飯塚携帯 090-6156-7488

なお、見学会は予約制となっております。見学希望の方は、お越しになる大体のお時間、お名前、見学人数、ご連絡先、家作り予定者・設計者・施工者 ・OB・その他の別をお知らせください。当日飛び入りの方は、飯塚携帯090-6156-7488まで、直接お電話いただければ幸いです。(当日、事務所の方には誰もおりませんのでご注意ください)


池尻A邸上棟

池尻A邸上棟しました。19.4坪の狭小地に建つ3階建てです。道路斜線と高度斜線で2方向に斜線がかかります。

3階北方向を見たところ。寝室階なので天井高は2100。密集地ですが眺めはとてもよさそうです。

2階LDK。正面道路側は一間半弱の窓を二つ並べました。床からサッシが上がっているのは窓際にバルコニと一体となったベンチがくるためです。

南側の新築と北側の古い家の間に挟まれています。外壁木部は北側の家を意識するとよさそうです。

国立N邸01案

新しいお仕事、国立N邸01案。北欧風の外観がお好みということで、2階中央に屋根付きバルコニーを持つ、シンメトリー切妻でご提案。各階とも中央のホールに全部屋がくっつく、明快な構成です。玄関は東側側面。関東エリアでは初めて付加断熱にも挑戦したいと思っています。

小さなお客さん

昨日5/4は岡山から9歳のお客さん=村木実路くんが「間取りの方程式」のサインをもらいに来所。9歳にしてなんと建築家志望。 実路の読みは「さねみち」じゃなくて「ミロ」。これは「ミケランジェロ」の最初と最後の文字をとったものだそうです。 近々お父さんの故郷で、現在 お祖母さんが住むイタリア、ブレシアに住むことも検討中とのこと(お兄さんのレオ君はもうお祖母さんの家に住んでるんだとか)。

「建築はテクノロジーとアート両方が大事だから、勉強ももちろんだけどアートの方も今のうちから鍛えた方がいい。コルビュジェも午前中絵描いて、午後は建築設計したから1920年とかに、ああいう建築作れたんで、ミロ君も日ごろからスケッチ書いたり模型つくったり、手を動かす癖をつけたほうがいいよ。」とアドバイスしておきました、笑。

この来所がミロ君にとってどういう価値を持つかはさっぱりわかりませんが、本人の強い意思と、こういう状況をつくってくれる孟母のようなお母さん、5か国語を操るというお父さんの応援があれば、きっとレンゾ・ピアノのような大建築家になれることでしょう。本当に建築の道に進んだら、また遊びに来てくださいね。

住宅デザインの手帖

ご案内が遅れましたが、エクスナレッジより2/2発売の書籍「住宅デザインの手帖」売れ行き好調なようです。世田谷M邸、善福寺U邸、新潟K邸、町田K邸、横浜S邸など掲載いただいてます。屋根断面は、充填野地1枚、充填野地2枚、外張り野地2枚の3事例が掲載されてます。

この本は工務店・設計事務所の専門家御用達雑誌「建築知識」を書籍化したもの。「建築知識」は元々小さな版に情報詰め込むので写真は小さめですが、今回版型が A4サイズに大きくなったことに伴い、図面や写真も大きくなり、レイアウトも大幅に変わり、一般の方でも興味深く読めるとてもありがたい本に変わっています。デザインや編集は大事ですね。 ぜひご覧ください。

善福寺U邸。梁を寝かして作った広幅スケルトン準耐火階段について解説。
世田谷S邸 ロイヤルのレールを使った玄関-脱衣の収納について解説。
新潟K邸は飛行機の羽根のような構造をした充填断熱の屋根断面について解説。
町田K邸は垂木みせ外張り断熱について解説。

日下洋介さん中澤芙美さん来所

4月24午前、大阪の建築家、日下洋介さんが来所。

私は最近、木造住宅作家と思われているようですが、構造・機能・規模にかかわらず、どんな仕事でもできるので、設計料や交通費さえ頂戴できればどんな仕事も断らないのがモットーです。が、①予算が合わない、②忙しすぎる、③遠隔地、という理由で稀に、仲間の設計者、工務店をご紹介することがあります。せっかく来ていただいたお客様が依頼先を間違えて家づくりに失敗したら馬鹿馬鹿しいですからね。今回日下さんがいらしたのは②③の理由で昨年ご紹介した大阪の案件のご報告。紹介はうまくいかないことも多いのですが、日下さんはYKKの企業向けセミナーでも引っ張りだこ、意匠にも性能にも明るく、コラムもうまい実力者、ちゃんと仕事にして、わざわざこうして来ていただいたわけです。

せっかく遠くからお越しいただいたので、普段の設計方法、構造計算の仕組み、スケッチアップ活用術などをご説明。いろいろ情報交換する中で、意匠・性能・コスト全部取りできる設計事務所が、全国エリアごとにいてユニオンつくったら繁閑の波をある程度吸収できるんじゃないかというという話も(そういえば、私の師匠大高正人はメタボリズムの仲間、槇さん、菊竹さん、栄久庵さん、黒川さんらと「計画連合」という組織つくって、様々なプロジェクトで水面下で協働してたことを書きながら思い出しました)。オガスタ相模さんと考えた工務店支援「軍師サービス」とくっつけても面白そう。いずれにせよ、何か連携協業するうまい仕組みを考えていきたいですね。

夕方はアイプラスアイ史上メディア最多露出、松戸N邸のお施主、ディスプレイデザイナーの中澤芙美さんがふらっと来所。事務所近所の杵屋と大阪大将(笑)でお腹いっぱいになるまで、ごちそうしました。

こんな感じで弊事務所は、今仕事が比較的ゆったりしてますので、設計者・施工者・OBお施主のみなさんの来所、大歓迎です。仕事帰りにぜひお立ち寄りください。

国立S邸suumo注文住宅「家づくりの正解100」掲載

国立S邸が、雑誌「suumo 注文住宅 2019年春夏号-家づくりの正解100」巻頭の事例紹介のコーナーに掲載されました。ライター・編集はLivesの元副編集長、佐藤可奈子さん、カメラマンは古末拓也さんで、見開きですが凝縮された完璧なまとめになっております。

ところで「スーモ注文住宅」は390円と激安なんですが、 最近の巻頭事例は全部建築家の頑張った作品。それに続く家づくりコラム記事も読み物としてちゃんとしてます。前半90ページくらいは広告なしの家づくり役立ち記事で実はお買い得なんです(まあ、安いのは後半のハウスメーカーさんのおかげなんですが)。ぜひご近所の書店でご覧ください。

子連れ建築士中屋帰国

ご主人の都合で2015年秋から香港に住んでいた中屋が、智喜くん1歳をつれて帰国しました。見た感じ何も変わってない風ですが、いつの間にかお母さんになってるのが不思議です。子育てしながら一級建築士に挑戦するそうです。頑張ってください。

「伊賀の家」雑誌「新建ハウジング・プラスワン」掲載

新建新聞社、三浦社長、花岡さん来所。アイプラスアイ+森大建地産の「伊賀の家」が掲載された「新建ハウジング・プラスワン」いただきました。この雑誌は、工務店・設計事務所向けの専門誌なので、ここに紹介いただけるということは、デザインのみならず、技術的・経営的にみても注目すべきプロジェクトであるということです。ありがとうございます。

三浦社長がわざわざいらっしゃったのは、雑誌「だん」の執筆依頼のため。この「だん」は 高断熱住宅に特化し、その必要性とメリット、住まい手の生の声をマンガや事例などを交え一般生活者に向けて解説・提案する、これから家を建てる人向けの雑誌です。イラスト満載、誌面構成がゆるいので、一般の方でも気軽に読めますが、執筆陣はそうそうたる面々。プロも必見の内容となっています。

で、私が依頼されたのは、一般向け住宅雑誌の鉄板=「間取り」の特集記事です。「高断熱住宅」や「窓」を14ページにわたって「間取り」の視点でひも解きます。ご期待ください。