今週末土曜日3/30(10時から16時)はいよいよ、逗子S邸オープンハウスです。プロ受けするのか、予約される方が設計者・施工者ばっかりになりつつありますので、一般の方もぜひお越しくださいませ。
詳しいご案内はこちらです。
見どころをダイジェストでご紹介します。
東側の立面です。南側は生憎、立駐やアパートがあって開けないので、前庭のある東側中心に窓を設けています。庭はお施主工事でゆっくり時間をかけて整備する予定です。
妻側のシンボルとなる北側のフィクス窓です。木の四方枠で窓を強調してます。焼杉外壁は焼きっぱなしのもの。国産木材建材メーカー、木童さんのキラーアイテムで、アイプラスアイでは何度か採用してます。
向かって右手は8mの共用通路となるんですが、基本的にこれは奥4件のお宅の敷地延長部が4つ合わさったもの。内輪のルールで家は建てられないことになっていますが、隣地なので北側斜線がかかります。そのままだと切妻の頂部が斜線に引っ掛かるため、天空率で北側斜線の規制をかわしています。
建て主のSさんは照明マニアで、アアルトやルイス・ポールセンの照明を多数所有されています。天井のやや過剰な配線ダクトは、照明のコレクションをぶら下げるためのもの。緑青吹いた土間の照明はデンマークで買ってきた古いルイスポールセン。
リビングのある2階はできるだけワンルームに、1階は逆に見通せない迷路のような空間というのがSさんのリクエスト。壁は色付きのしっくいです。
庭側が端から端までの窓になった2階のリビング。床から2mくらいのところにある雁行する薄いスラブが、ロフトになったり間接照明になったり。ライトのタリアセンみたいな表現ですね。
リビングからダイニングを見たところ。北側のシンボル窓は室内側から見るとこんなに巨大です。サッシはサーモスXトリプルガラスなので結構色がついてますね。
キッチンは壁側コンロ、アイランド側シンクのニの字型。アイランドの天板はウォールナットのハギ板。ラバーウッド集成材の下地で片持ち表現にしてます。座りながら餃子つくったりするときにもよさそう。
LDから70cm上がった小上がりスペースです。テレビはリビングでなく小上がりに置く予定です。段差の階段の下にはエアコンを仕込みました。