流山K邸、同じ間取りで異なった屋根のかたちを検討しました。屋根のかけ方次第で、外観もで内部空間も大きく変わりますから、この検討は家づくりの中で最も重要なプロセスです。
01案は真ん中にペントハウス作っていたが、屋上テラス下の出っ張りが気になるというご意見を頂いたので、ペントハウスを片寄せにした案。思ったより切妻感が出ないし、かなり線がごちゃごちゃしてKさん好みではない感じ。
上記案もう一つスッキリしないので、いっそペントハウスなしにしてはどうかと思って作った案。まとまりはあるものの楽しさとしてはどうか。上空に視線が向く感じがなくなるので、北側が隣家に囲まれる敷地としてはやや鬱陶しさがある感じ。中央の柱と北側ファサードのフィックス窓との相性も良くない。
屋根の勾配方向を変え、差し掛け屋根にして、一部ロフトを設けた案。天井面が明るくなり、空を向く感じもある。敷地との相性はもっとも良さそう。屋根段差部の耐力壁は階段の方向を変えてコボットで逃げれば長期も問題なさそう。