昨年5月に始まった妙蓮寺T邸は最近では最も苦労した案件です。傾斜地擁壁がらみでコスト調整が大変な上に、線形の不明な位置指定道路と2項道路に接するということで、設計も遅々として進みませんでした。測量や競技を繰り返して道路が漸くクリアになり、一年経過してようやく擁壁工事が始まったところです。
これは、3月16日解体が終わった時の写真。擁壁はモルタル仕上げ風ですですが中はガンタ積みと呼ばれる、瓦礫を積んだもの。見事にヒビが入っていますね。敷地境界ギリギリですから救済は不可能で、この擁壁は解体ということになりました。
6月5日、擁壁をぶっ壊し、新たなL型擁壁作るために掘削したところです。底版下は硬い関東ローム。でも掘削してゆるくなってしまう&更に下の崖からの安息角が満たせないので、建物は鋼管杭を打ちます。
6月20配筋完了。擁壁の上が少し法面があって建物です。擁壁は横浜市のハンチ付き標準断面で配筋してます。ハンチ部の型枠どうやって据えるんですかね?
擁壁の左側の細い部分が位置指定道路です。
6/21底版の打設状況です。なんかスケール変ですが。