2019年の仕事

今年ももう少しで終わりますね。今年一年で竣工した案件は9軒でした。

飯能では2期工事が完成。別棟の2世帯住宅。2棟が南側の庭を囲む計画になっております。太陽電池は2棟で電気を共有します。

道路や擁壁の整理からだったので、とても時間がかかった妙蓮寺T邸も無事竣工。来春は家の中から花見が楽しめるはず。

花見川区O邸は区画整理に伴う移転建替え。四角いボリュームの組み合わせで構成しました。

逗子S邸は根や土の研究までして、もはや植物学者となりつつある、お施主さんの本格的な自力外構が進行中です。

左官、焼杉づくり、塗装、クロス、タイル張りなど、過去最大の施主工事のあった葉山Q邸。外まわりのデッキや小屋づくりなども進行中です。

浦和M邸は大屋根の中に中庭を抱く家です。

横浜黄金町N邸は歯科医院併用住宅。かね勾配の屋根が特徴です。

池尻A邸は3階建ての都市型住宅。構造計算もアイプラスアイで行いました。

学芸大学H邸。HさんはつくばNさんのお友達。インテリアもNさんに負けないよう気合入っています。レッドシダーの壁が特徴。

2019年末に上棟、現場が行中の国立N邸。断熱材が屋根350mm、壁225mmの超高断熱住宅。

茅ヶ崎K+H邸はシンプルな外観ですが、中は両世帯が立体的に配置された2世帯住宅。2020年の年明け早々に上棟です。

三重県津市I邸は森大建地産コラボの2軒目。ハイサイドライトのある大屋根構成で、大型パネルにも挑戦します。これも2020年1月上棟予定。

これは、基本設計中の八景島K邸。2階リビング型の住まいです。

これも基本設計中の房総K邸。海見えの敷地に建つサーフィンが趣味のお施主さんの住まいです。

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“2019年の仕事” への1件の返信

  1. 9軒も建ちましたか!
    しかもすでに3軒が工事中とは素晴らしいですね!
    では毎年恒例となりました、来年のことを告げる鬼が笑うのコーナーです。
    来年は、庚子(かのえ ね)金の兄という意味です。
    庚は更新の意味もあり、十干の7番目で初秋です。これは植物が結実する頃、植物の生長が止まって新たな形に変化する状態を暗示します。
    なので、転身や変身の歳ということ。
    また子は、殖える、兆しが萌えるという意味ですね。
    つまり、庚子とは「変わり始める」ではなく「変わる、そして始まる」という意味です。
    たとえば、花が実を結び種ができる。芋虫が蛹から蝶になる。
    そんな感じでしょうか。
    来年はいよいよ東京オリンピックがあります。
    1964年の東京オリンピックの盛り上がり後に国際社会に戦後の日本が復帰し、高度成長期が始まりました。
    ところが、今回はいまひとつ盛り上がっていませんよね。
    これが兆しなのだとすると、この機会に日本と日本をとりまく国際社会での状況が変わるのかもしれません。
    これに連動するように、我々の建築業界でいえば、丹下健三さんが設計して世界中から賞賛された代々木オリンピックプールに比較して、今回のオリンピックスタジアムの設計者である隈研吾さんの名声がちっとも高まっていませんよね。
    これが暗示するものはなんなのか…
    これが変化なのだとすると、無根拠に大胆に予測すると、来年は建築家が消滅するのかもしれません、もしくは建築業界を揺るがすような大事件が起きるとかね。
    そして、始まるのだから新たな建築家像がスタートするとか。
    まったく無根拠です。
    つまり、それくらい、何が始まるのかわからない…ということです。
    今年、個人的には建設業界へのAI導入について延々と研究していますが、AIは世の中の人が思っているような「考えるマシーン」ではないのです。現実には「統計的に予測する計算機」に過ぎないので、量を伴うデータには有効ですが、どうも建設業界にはまだまだな気がしています。
    もしくは、量と予測に適合するような建設業界内のテーマを発見する必要があるともいえます。
    我々に身近なところで、変わり始まる、ものがあるとするならば…、来年からいわゆる新築住宅を建てる世代の30代は、1990年生まれに移り、物心ついてからずーっと日本はデフレ不況下であり、小学生の頃からインターネットあって、大人になる頃に東北大震災と原発事故を見た世代です。
    完全週休二日制になり、学習内容が3割削減されたいわゆる「ゆとり世代」でもあります。
    この世代を代表する著名人としては大谷翔平さん、羽生結弦さん、浅田真央さんなど、これまでの日本の枠を超えていきなり世界的な選手も排出しており、何かに秀でて枠を壊す力を持っているとも言えます。
    そういった意味では、1970年代の都市住宅雑誌に登場した、石井和弘、石山修武、伊東豊雄、長谷川逸子、安藤忠雄、六角鬼城、毛綱モン太といったような、極端な表現的な個性派住宅作品を欲する可能にする施主の時代が、またやってくるのかもしれません。
    確かに、これらの作家性に特化した住宅への評価が始まるのはオイルショック後なんですよね。
    だとすると、飯塚さんはちょうど今、その前段階の世代、宮脇檀さんや東孝光さん、吉田研介さん、阿部勤さんらの、生活とスタイルに建築の環境を一致させる動きを踏襲していると、言えると思います。
    つまり、来年からは何か住宅にも、建築以外のストーリーや哲学や美学を再投入していく必要もあるのかもしれませんよ。
    というわけで、自分のことはよくわからないのですが、
    自分は、あいかわらず青くさい中二病的テーマ「建築とは何か」「建築家とはどういう職能か」「社会にとって建築は必要か」を追い求めていくことになるでしょうが、JIA日本建築家協会に加入することになっているので、実は俺アカデミックなんだぞ、の部分も表出させてみようとは思っています。
    それでは、よいお年をお迎えください。

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