相模原W邸は、アイプラスアイ設計事務所(設計)、熊澤建築設計事務所(申請・監理)、青木工務店(施工)というチームで完成させた、完全分離型二世帯住宅です。世帯が上下に重ならない、長屋型のロフト付きメゾネットの構成を採用したので、音の問題も少なく、日当たりも両世帯平等かつ良好です。間取りは左右反転でなく、微妙に部屋割が異なります。外壁は杉板目板張と塗装焼杉張、床はバーチ(カバザクラ)のフローリング、天井はツガ、キッチン等の家具は両世帯ともバーチやシナで製作しています。
UA値は0.43(HEAT20G2)、C値は0.4(実測値)。高気密高断熱、省令準耐火、長期優良住宅です。準防火地域がかかりますが、南側は両世帯とも大きく開口、冬場の日射取得を生かせます。暖房は床下エアコン、冷房は小屋裏エアコンを採用しました。