森山高至さん2018年の予言

毎年恒例の森山高至さんの予言ですが、今年はフェイスブックに書き込みいただいたのでこちらにも転載いたします(以下引用)。

明けましておめでとうございます。Word Pressで新HPですか、ちょうど良いタイミングなのではないでしょうか。 一応、お正月にあたり今年の運気の流れを見てみました。

本年、平成30年は戊戌(つちのえ・いぬ)です。字が似ていますが、つちのえは土の兄という意味です。戊も戌も茂という字の造りです。つまり、繁栄を意味する歳であるということ、十干は植物の転成を暗示したものであり、戊(つちのえ)はちょうど、植物の成長の中間点。茂った樹木は陽にして盛んなれど、伸びすぎた枝葉の内側に陰を生じる恐れあり、の時期です。戌(いぬ)には矛という武器の意味もあり、樹木の剪定の時期を意味しています。むしろこの繁茂の中での一新が期待される歳でもあります。

これを建築業界で喩えるなら、オリンピック工事も佳境に入り未曾有の好景気と言われる建設業界ですが、忙しくなったというものの、現場で働く中小零細企業には実際にはその好景気の実感はありません。リニア談合問題でも噴出しているように、長い不況が続き建設業者は事業継承ができず新規参入者もいないなか著しい生産性の低下の中で、仕事を選ぶ傾向にあります。つまり、今年は取捨選択を誤ってはならぬ年ということになります。スリム化と尖鋭化です。それにより来年の己(つちのと)に自己の姿が現れてくることになります。

これを我々の身近なところで言えば、昨年までは手は広げるだけ広げるべきでしたが、本年は何をメインでいくかをハッキリさせる年になる、ということです。
僕の場合では、もはや建築系文化人(そんなんで本当に仕事になるのか不明ですが)を目指す以外ないのかな、、と半ば諦めの境地ですが、昨年から始めている建築や街のプロデュース的な仕事が伸びるのかもしれません。

飯塚さんの場合には、ここのところ取り組んでこられた「新人教育的思考」を通じての、設計施工の両方に対する普遍的な建築技術とデザイン技術の普及活動が、本格化するかもしれませんね。食育という言葉がありますが、住育、建育、といったような、現実の建物を建てながら、人々を教育していくような展開です。(引用終わり)

森山さん、あけましておめでとうございます。恒例の新春予言ありがとうございます。「醗酵するか腐敗するしかない」という昨年の森山さんの予言https://iplusi.exblog.jp/23771722/ のとおり、豊洲問題は完全に泥沼化、腐敗がどんどん進んでいますね。

幸い、アイプラスアイは発酵の方でうまくまとまりました。昨年の飯塚の活動を改めて振り返りますと、いつも通りの仕事+法政の構法スタジオに加え、オガスタ新潟さんとのコラボは建築知識ビルダーズや日経ホームビルダーに掲載され大成功、2年の歳月をかけて執筆した「新米建築士の教科書」は紀伊国屋本店建築書でトップテン入り、建築知識では「飯塚豊から見た最高の住宅工事」監修、伊礼さんとの書店セミナーや、オガスタ相模さんとのセミナーまであって、様々な活動の相乗効果で事務所としての醗酵が進んだ年だったと言えると思います。

さて、今年は「スリム化と尖鋭化」が要点ですか。昨年末新しい仕事が4つ始まって、進行中が10軒になり今年はもう何とか乗り切れそうな感じ、ちゃんと仕事選んで、これまで以上に仕事の「質」を高めていけばいいってことですかね。

「住育」も面白いです。なんとなく最近「建築家が今まできちんと取り組まなかったデザイン分野」に興味があります。それはモダニズム以前の古き良き時代の建築・建築家なしの建築とかはもちろんですが、人があふれる蔦屋書店T-SITE的なものとか、タブチキヨシさん的なものとか、インテリアコーディネート的なものとか、いろいろです。お施主さん含めて様々な人たちと接し、教えつつ学ぶということを通して、タコ壺化しない設計というものができればなあと思っています。

森山さん、ツイッターなどでつぶやかれていた「小説」書いて賞とるのいいと思います。年内にぜひお願いします。

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